商業におけるコンテナの可能性
コンテナハウスをご存知でしょうか?今、日本にいくつかのコンテナハウスメーカーというものが存在しており、コンテナを活用したホテル、商業施設そして家なんかも生まれつつあります。コンテナを活用した有名な商業施設は横浜にある5F建てコンテナビルのル・ノワール。今回はコンテナを利用したホテルを関西の株式会社サンユー都市開発のグループ企業である株式会社SANTAVEL(サンタベル )が展開するというニュース。
商業施設隣接の土地で大店法に抵触しない土地が遊休地となっているのであれば、ロードサイドの店舗をコンテナを使って作ることも可能ですし、同時に株式会社SANTAVEL展開しているようなホテルを設置することもできます。基礎から深くほって作り上げるのではないのでイニシャルコストを押さえた開業が可能になります。
このコンテナをつかったビジネスモデル、2020に向けてますます人気になっていきそうな気がします。株式会社SANTAVELのホテル「TORACO Konohana」がうまく成功してますますコンテナ活用土地ビジネスが盛り上がってくれればと思います。以下、株式会社SANTAVELのプレスリリースより抜粋。
海上コンテナを活用したホテル「TORACO Konohana」がUSJ徒歩圏内(大阪市此花区)に開業!遊休地の一時活用として移動可能なコンテナを使用した新しい土地活用を提案。
関西圏を中心に新築分譲住宅を供給している株式会社サンユー都市開発のグループ企業である株式会社SANTAVEL(サンタベル )大阪市中央区備後町3丁目3番3号)が、USJ徒歩圏内の立地に新感覚施設「TORACO Konohana」(トラコ・コノハナ)を10月31日(水)にオープンいたします。全国でもめずらしいコンテナモジュールを活用したホテルで、1基(約14㎡)でツインルーム、2基連結(約29㎡)して4~5人が泊まれる客室を提供いたします。
<1>名前の由来
TORACOの意味はTransit(トランジット)+Cotage(コテージ)とを組み合わせて、「TORACO」と名付けました。第一号となる「TORACO Konohana」はUSJで1日中遊んでたどり着く最後のエリアをイメージして作りました。コンテナのポップな外観に、現代アーティスト「越ちひろ」が制作する壁画はこの施設で一番のインスタ映えスポットです。
<2>施設概要
全客室すべて異なるインテリアは、国内外で今人気のデザインテーマで表現しました。遊び疲れた足を癒すフットマッサージ機を全客室に設置。4~5人部屋はセパレートトイレとなっており、ユニットバスでは湯船に浸かれます。次の日はお部屋でゆっくりできるようにミニキッチンも全客室に設置しており、チェックアウトは12時としております。また、大阪観光の拠点と出来るように長期の方向けに洗濯機・乾燥機、貸出しアイロン、貸出し調理器具、飲料用自動販売機、買い出しに便利な貸自転車も準備しております。
<3>コンテナについて
コンテナは中国から輸入しており、日本の工場で内装を制作し、トレーラーで現地に運搬して完成します。現地での作業期間は2カ月程度で済み、天候や近隣住宅への影響を低減出来ます。また、移動も出来るので汎用性もあります。
また、移動可能なコンテナホテルであるため、災害時の被災地での利用や遊休地の一時利用が可能です。「TORACO Konohana」概要
所在地:大阪府大阪市此花区島屋3-2-20
事業者:株式会社S&T HD
運営会社:株式会社サンタベル
アクセス:JRゆめ咲線 安治川口駅より徒歩 約5分
敷地面積:約269.71㎡(81.58 坪)
施設概要:全5部屋(2人部屋:1室/4人部屋:3室/5人部屋:1室)
構造規模:地上1階
基本設計・工事監理:株式会社S&T HD
実施設計・施工:株式会社S&T HD
開業:2018 年10月31日