商業とものづくりの形
ハンドメイドというジャンルが様々なフリーマーケットアプリケーションを通じてより一般化されていっています。その中で人気になる個人作家の方も多くフリーマーケットアプリケーションから自らのECサイト運営そして実際の店舗運営という事業展開をされる方も増えつつあります。個人だからこそできる独創的で堅実な事業展開もそこには存在します。
今回ご紹介するのは元々金融機関で勤務しながら、独学で革と錫をつかったハンドメイド革製品の製造を学び創業された合同会社うのやの宇野裕貴さんのお話。2019年に辻堂駅徒歩10分程度の場所に辻波アパートメントという居住者がいなかった空き家をリノベーションしたレンタルスペース&イベントスペースを創業し同時期にblunoというブランド名称でレザーショップを同所に開店。辻波アパートメントは築50年の古民家テラスハウスをリノベーションしたワークショップ・コワーキング・ギャラリー・レンタルキッチンスペース。
リノベーションすることで建物に新しい価値を与えていくスタイルを活かし今回は神奈川県の丹沢国定公園エリアの平屋古民家をリノベーションしアトリエショップを本格OPENとのこと。6月から部分的に営業を開始し、今回本格的にOPENということ。
最寄り駅は小田急小田原線新松田からバス1時間!、東名高速大井松田ICから40分!という立地での開業。一見不便な場所に思われますが、エコツーリズムとものづくりと商業の新たな融合のテストになるのではないかと期待をしています。都会で便利な場所で手軽にものを選ぶのではなく、わざわざ時間をかけて田舎に出向き、田舎で自然を満喫して、田舎でワークショップを行い自分でものづくり体験をしてものを買う。ある意味究極の体験型商業の形になるのではないかと思いました。
今後の合同会社うのやのますますの活躍を期待しています。以下、合同会社うのやのプレスリリースより画像引用。