和装の生き残る道 浴衣を着た層を育てるマーケティング
和装業界は今2020年の東京オリンピックに向けて色めきだっている。和装を2020年にどうやって世界発信できるか?という課題に取り組んでいる。他方で毎年着物自体の売上が伸びなんでいる状況にある。着物を着る人たちが減少しているからだ。これまで着物は高い高いものだった。それは産業構造的な問題を抱えているので致し方ない問題でもある。
もう一方で近年浴衣の販売枚数が伸びている。これは2011年以降の傾向で顕著になっているトレンドではあるが、浴衣を着る若者が増えているのだ。しかしながら、浴衣を着る人が着物を着てくれない。値段の問題や格式の問題があるからこれもしょうがない。そこに一石を投じるのが株式会社バサラホールディングスの試みである。
これまでも若い着物ユーザーの間で常識であった、嘘つき襟や半襦袢などのより簡単に楽に着られる着物の提案をするというものだ。これがうまく若い人の間で浸透していけば、浴衣を購入したが着物を着なかった層が着物を着てくれるようになる。そうなれば和装業界全体が盛り上がる可能性だってある。株式会社バサラホールディングスの新たな試みに期待したい。以下、株式会社バサラホールディングスのプレスリリースより抜粋。
株式会社バサラホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木雄一郎)は、東京上野恩賜公園にて開催される『東京江戸ウィーク』に2017年10月5日(木)~10月9日(月・祝)の期間限定で店舗オープンします。当日は東京江戸ウィークとともに浴衣の新しいスタイリング「あきゆかた~着物より簡単に浴衣より上品に~」を新提案します。『あきゆかた』とは、夏に限っていた浴衣を長い期間お楽しみいただけるよう、襦袢の代わりに簡易な衿を合わせたり、下駄の代わりに足袋や草履を合わせることで着物風にアレンジしたものです。
秋限定の新感覚「あきゆかた」をぜひご家族・ご友人・カップルにてお楽しみください。
着物レンタルVASARAは、これからも国内外のお客様の多様なニーズにお応えし、和・伝統・遊び心を「粋」に楽しんでいただくことで日本の伝統文化を世界へ発信していくブランドを目指します。
<VASARA×東京江戸ウィーク企画内容>
◆東京江戸ウィーク(https://edoweek.com/)
◆期間:10月5日(木)~10月9日(月・祝)
◆価格:
・レンタルあきゆかた3点セット(浴衣・帯・下駄)+着付サービス+ベーシックヘアセット:3500円(税別)
・購入あきゆかた3点セット(浴衣・帯・下駄)購入:8000円(税別)
・もっとかわいく!もっとたのしく!各種オプション襟やヘアセットオプションもご用意しております。:500円(税別)~