ラフォーレ動く。アジアのファッションセンターとしての矜持
ラフォーレは1978年に開業以来日本のファッションや若者文化を牽引してきた商業施設といっても過言ではない役割を担ってきた。国内の日本人デザイナーの尖ったデザインを積極的に発信する装置として、欧米の尖ったブランドの国内アンテナショップとして、日本のファッションの最もとんがった部分をこれまで担ってきた。
そのラフォーレがこの度25店舗リニューアルするというニュースが舞い込んできた。日本のブランドや欧米のブランドもあるが今回の目玉は上海のアパレルブランドの誘致とソウル発のセレクトショップの誘致ナノではないかと思う。日本が中心になるMDをつくるよりも、本当に鮮度の良い、感度の良いブランドを誘致しようとすると日本中心ではなくアジア全体を見渡してリーシング行うほうが結果として良いブランドを誘致出来る可能性が上がる。
ラフォーレはもしかして日本のファッションの中心からアジアのファッションの中心という役割を目指して進んでいるのかもしれない。このテナントミックスに成功したらソウルや香港そして台北などに森ビルが進出していける足がかりになるのかもしれない。今後の森ビルのラフォーレ展開に期待したい。以下、株式会社ラフォーレ原宿のプレスリリースから抜粋。
2017年春、25店舗をリニューアル
この春ラフォーレ原宿では、2.5Fフロアを中心に、合計25店舗のリニューアルを2月上旬より順次実施いたします。2.5F玄関口は、原宿を象徴する新たなスポットとして大幅改装。また「GR8」は店舗を拡張し、強力な新ブランドとエクスクルーシブなアイテムをさらに充実させて展開。その他、上海発のアパレルブランド「d’zzit」や韓国ブランドを中心に海外のブランドを展開するソウル発のセレクトショップ「KONVINI」などが新たにオープン。この春、ラフォーレ原宿が新しく仕掛ける多彩なラインナップを是非お楽しみください。
2.5Fエントランススペースの環境演出をリニューアル
3.1 RENEWAL
源氏山テラス -GENJIYAMA TERRACE-ファッションタウンとしての世界的知名度が一層高まってきた原宿。
そこに立地するラフォーレ原宿は現在の「原宿」に至るまでの町の歴史を改めて振り返り、原宿を、世界中のお客様を日本に迎え入れる玄関口とすべく、2.5F エントランススペースをリニューアルいたします。
近世ヨーロッパにおけるジャポニズムの現代的な再解釈、そして「和」「オリエンタル」、「トラッド」「モダン」のミックスをテーマに、バリアフリー対応も兼ね備えた庭園へと生まれ変わる新エントランスには、古来よりラフォーレ原宿周辺が「源氏山」と呼ばれていたことに由来した「源氏山テラス」という名前を付けました。