ホテルに救世主コンテンツ登場
東京五輪で乱立したホテル。コロナ禍でその行き場もなく、ただただお客様を待つホテルもあれば大手チェーンでも売却という手段を取るホテルも。中には新規事業を開始し、フィットネスジムやカフェなどのコンテンツを追加して健闘する企業もうまれてきています。しかし、多くのホテルは需要低下でただただ何をする手立てもなく困窮するケースが散見されるようになってきました。
そんな状況下ですが、IPコンテンツをうまく活用して集客を試みる企業も生まれてきています。東京でアニメコンテンツの聖地といえば秋葉原、中野、池袋。今回は株式会社KADOKAWAが自社で運営する「ところざわサクラタウン」で展開する体験型ホテル(EJアニメホテル)の人気コンテンツを池袋のダイワロイネットホテル池袋東口にコンテンツ提供する。
EJアニメホテルでは現在ホイッスル!®、結城友奈は勇者である-大満開の章®、Obey Me!®、かくりよの宿飯®の世界観を表現した部屋に滞在できるプランを保有。過去に展開した人気コンテンツのデュラララ!!×2®を切り出して、物語の舞台の池袋のホテルにコンテンツ提供するとのこと。このニュースで注目するべきはもはホテルも好立地にあるから稼働率があがるのではなく、コンテンツがあるから稼働率が上がる業種になりつつある。
東京ディズニーリゾート®のみで考えられていたテーマホテルというビジネスモデルが、アニメIPコンテンツの成長に伴い各地で展開することが可能になった。もちろん、各地でやりたいと言っても権利関係を整理できるIPホルダー、IPマネジメント会社が存在しないとうまくいかない。商業施設でも集客の一つの要としてIPコンテンツは有効な手段となってくるのではないだろうか?
以下、EJホテルを展開する株式会社KADOKAWAのプレスリリースよりコラボルーム概要と画像を引用。
■「デュラララ!!×2」コラボルーム produced by EJアニメホテル 概要
・実施ホテル:ダイワロイネットホテル池袋東口
・販売開始:2022年2月18日(金)18時~
・実施期間:2022年3月18日(金)~2022年6月19日(日)(予定)
・定員:最大2名様まで宿泊可能(すべてツインルームとなります)
・料金:1泊1名様 22,000円~(消費税別/サービス料込)
・予約先:ダイワロイネットホテル池袋東口 公式サイト
https://www.daiwaroynet.jp/ikebukuro-higashiguchi/