ニーズに合わせて変化する業態

by katzaota · 2022年9月27日

１つのブランドをニーズに合わせて切り分けていくことで業態を開発していっている企業があります。コロワイドグループの株式会社レインズインターナショナル。同社は牛角で一世を風靡した著名企業。牛角を出店する場所のニーズに合わせて、その場所にあった業態であったメニューで出店をされています。例えば商業施設に出店する際は牛角焼肉食堂という業態でフードコートに出店。現在１５の商業施設のフードコートに出店されています。

他方で郊外ロードサイドでは牛角食べ放題専門店という名称で広々した店内レイアウトでファミリーをターゲットにした業態を16店舗展開中。今回開発された業態がなかなかおもしろいのでご紹介。店名が牛角成城学園前。出店する場所も小田急線成城学園前駅徒歩2分の場所。昔ながらの高級住宅街、成城学園前では、成城学園前にお住みの方のニーズに合ったワンクラス上の業態を開発。

和牛サーロイン、シャトーブリアンを提供。ブロックを店舗で1枚づつ手でカットし鮮度の高い状態で提供するとのこと。同地区は昭和2年に小田急線が開通して以来、由緒正しい近代日本の富裕層の方がお住まいの地区。勿論舌も肥えた方が多い地区。その地区で味で勝負！というのはなかなかのチャンレンジだとおもいます。もし、成城学園前でこの業態でヒットすればそれは事件ですし、この業態を政令指定都市ごとの高級住宅街で展開する可能性も見えてきます。今後の同社の展開に注目です。株式会社レインズインターナショナルのプレスリリースから画像と店舗概要を引用。