デジタルの雄が仕掛けるアパレル展開
商業施設関連の方にトランスコスモス株式会社という会社について尋ねても多くの方は知らないのではないかとおもいます。トランスコスモス株式会社はデジタル・IT業界の老舗企業。BPO、ビジネス・プロセス・アウトソーシングを得意とする企業で特にデジタルマーケティングに定評のある企業。そのトランスコスモス株式会社がなんと小売展開を開始しました。
自社でブランドを開発するのではなく、今回はアメリカでクラウドファンディングで資金調達して商品開発を行っているテイラー・スティッチの展開を日本で行うとのこと。もちろんECサイトでの展開が主軸と成る業態です。しかし、今回鎌倉の路面の開業とWEB展開を同時に開始されるとのこと。
WEBサイトは既にアップされており販売も開始されています。商品を確認すると、良質な商品の品揃え型店舗の様子。ただし現在のその他のアパレルECサイトと比較すると若干高めの値段設定になっています。今後どこまでブランディングできるか?クラウドファンディングなどを通じて国内の認知度をどこまで引き上げることができるか?に成功の鍵がある気がします。今後の展開に注目です。
以下、トランスコスモス株式会社のプレスリリースより抜粋
サンフランシスコ発のデジタルネイティブブランド 「テイラー・スティッチ」 日本上陸
公式ECサイトに加え、7/29 鎌倉にコンセプトストアをオープン デジタルとリアルを融合させたオムニチャネルブランドの新しいモデルを探求テイラー・スティッチは、2008年にマイク・マハー(Mike Maher)、マイキー・アルメンタ(Mikey Armenta)ら3人がカスタムオーダーシャツを若い人でも手軽に楽しめるようにという考えからスタートした、ECやソーシャルネットワークに加え、クラウドファンディングを活用した受注生産の商品展開を行うなど、高効率なビジネスモデルを確立させたデジタルネイティブなアパレルブランドです。日本においては、米国で販売されている既製品の取扱に加えて、日本限定の商品もラインナップします。また、ブランド認知やファンの獲得後、カスタムオーダーやクラウドファンディングの導入も計画しています。
トランスコスモスは、テイラー・スティッチの日本展開にあたり、デジタルマーケティング・EC・カスタマーケアなどのサービス提供に加え、ECサイト・リアル店舗 来店者データの分析と活用や、デジタルを活用したリアル店舗への来店促進など、デジタルとリアルを融合させたオムニチャネルブランドの新しいモデルを追求します。
テイラー・スティッチは、日本国内において、2022年までに、20億円の売上を目指します。
テイラー・スティッチ CEO マイク・マハー コメント
「私たちがトランスコスモスとのビジネスで非常にエキサイティングに感じていることは、彼らがコールセンターから、その他あらゆるタイプのデジタルマーケティング戦略を持ち、本社のビジネスユニットに至るまで、世界でもごく少数の企業にしかできない、デジタルバックエンドを作り上げる力を持っていることです。彼らのコアコンピタンスは、私たちの素晴らしいデジタルネイティブブランドを、日本国内にとどまらず、その諸外国へも普及させることができると思っています。私たちはトランスコスモスと共に、テイラー・スティッチを多くの国々に拡大、浸透させていきたいと考えてます。」テイラー・スティッチ
■コンセプトストア(7月29日10時オープン)
時間:10:00〜19:00
住所:神奈川県鎌倉市七里ガ浜1-1-1
電話番号:0120-776-560■公式ECサイト
https://www.taylorstitch.jp/※トランスコスモスは、トランスコスモス株式会社の日本及びその他の国における登録商標または商標です
※その他、記載されている会社名、製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です(トランスコスモス株式会社について)
トランスコスモスは1966年の創業以来、優れた「人」と最新の「技術力」を融合し、より価値の高いサービスを提供することで、お客様企業の競争力強化に努めて参りました。現在では、お客様企業のビジネスプロセスをコスト削減と売上拡大の両面から支援するサービスを、アジアを中心に世界31カ国・172の拠点で、オペレーショナル・エクセレンスを追求し、提供しています。また、世界規模でのEC市場の拡大にあわせ、お客様企業の優良な商品・サービスを世界49カ国の消費者にお届けするグローバルECワンストップサービスを提供しています。トランスコスモスは事業環境の変化に対応し、デジタル技術の活用でお客様企業の変革を支援する「Global Digital Transformation Partner」を目指しています。(URL: http://www.trans-cosmos.co.jp)