テーマ性を重視した店舗
テーマパークとは1つのテーマで外界と遮断した空間をつくり、そのテーマコンセプトにそったサービス・商品・エンターテイメントを提供する場所のことを指します。これをつくりあげたのが皆さんご存知のウォルト・ディズニー。しかしながら2000年代前後から携帯電話の進化と共に厳密に外界と遮断が難しくなり厳密なテーマパークというのは現在存在しないのかもしれません。どこにいてもどこかスマホを触ることでテーマの世界から少しだけ現実世界に引き戻されてしまっている人が並ぶテーマパークになっているのかもしれません。しかしながらこのテーマ性を重視した場所はテーマパークに限られたことではありません。テーマ性を重視した飲食店というものがあります。
これまで様々なテーマ性をもった飲食店が生まれては消え、生まれては消えていきました。30年くらい続いているのが青龍門。近未来の中華街をイメージした独特の世界観は昔も今も変わらず多くのファンを魅了しています。そして今回は関西で活躍するイコン株式会社がアジアの夜市をテーマにした複合型飲食業態を開発し京都で新規出店するとのこと。コロナ禍でいけなくなったアジアの雰囲気を少しでも感じられるようにということで店名も「熱烈観光夜市(ネツレツカンコウヨイチ)」とのこと。外観、内装共にこだわりを持って作り上げれておりイコン株式会社の熱を感じる取り組みです。
メニューはというとなんと、台湾・中国・韓国・タイにシンガポールまで約70種の屋台料理を用意するとのこと。あとは音楽とにおいと言語が鍵になるかと思います。テーマで縛った空間を作る時に視覚的な部分ばかり力を入れてしまうのですが、実際は音、匂いと五感に訴える部分も大きく影響していきます。是非夜市の町の雑踏の音声を流したり、各国から日本に来ている方をスタッフとして雇用して現地の言葉を使ってもらったりと多国籍感あふれる空間に指定っていただければなあと思いました。以下、イコン株式会社のプレスリリースより、外観・内装・メニューの画像および店舗概要を引用。
店舗:熱烈観光夜市(ネツレツカンコウヨイチ)
住所:京都市下京区綾材木町207-1
電話:075-708-2358
営業時間:平日、16:00-23:30 / 土・日・祝、15:00-23:30
備考:新型コロナウイルス感染症の感染防止対策を徹底の上で店舗運営致します