サステイナブルな店舗づくり
とあるメーカー企業の社長が株主総会で株主から御社はエコな活動していないけど何かやらないか?と質問されたときに、ものを作るのをやめることが一番エコなんでしょうが・・・。と答えた話は以前お伝えしたエコに関する印象的なエピソード。最近は商業施設に出店する店舗もサステイナブルな内装を意識した企業が増加しています。最近話題なのが3月1日にOPENしたH&M池袋店の什器。全てではないものの一部回収した衣類から再生されたファイバーで作られた什器を使用しています。
商業施設の場合はテナントはデベロッパーと定期賃貸契約を締結しますので決まった年数を超えるとそこで一度退店することになります。契約の更新がないものですから契約に則って考えると全ての内装物も撤去しなければいけません。数年に大量にゴミを発生させることになるのが現在の商業施設の状況。これに対しても最近ではテナント各社いろいろな取組をはじめています。ユニット什器を持ち込むことで出店できるスタイルになるもの、床壁天井にほとんど造作を加えないものなどです。
一方でサステイナブルを売りにして店舗を作るテナントも増えています。前出のH&Mのように什器素材に拘りを持って造作を作り上げる店舗のことです。株式会社マッシュホールディングスが運営するスナイデルはブランドが発信するコンセプト「#SNIDEL_FOR_SUSTAINABILITY」に沿った内装を今回池袋パルコの増床リニューアル店舗で実装するとのこと。使われなくなった蛍光灯やブラウン管の廃材などを再利用しアップサイクルしたものを内装として使うとのこと。プレスリリースよるとそれらのエコ・リサイクル素材をふんだんに使用した店舗になるとのこと。
サステイナブルを店舗を使って情報発信し、サステイナブルの意味や意義を消費者が理解し共感し行動する仕組みづくりを作ることは非常に有意義なことかと思います。そんな中で店舗のあり方というものが今後変わってくる可能性さえも感じさせられました。以下、株式会社マッシュホールディングスのプレスリリースより画像と店舗概要を引用。
店舗概要
■店舗名:SNIDEL 池袋パルコ店
■オープン日:2022年3月18日(金)
■所在地:東京都豊島区南池袋1-28-2 B1F
■電話番号:03-3987-1854