コーナン商事が都市型新コンセプト店舗『gardens umekita』をオープン
コーナン商事株式会社が、2024年9月6日、大阪・梅田エリアの新たなランドマーク「グラングリーン大阪」内に、植物とアクアリウムに特化した都市型新コンセプト店舗『gardens umekita(ガーデンズウメキタ)』をオープンする。この新店舗は、「水と緑をもっと身近に」をコンセプトに、都市生活者に向けた癒しと安らぎの空間を提供する。
『gardens umekita』は、コーナン商事にとって新たな挑戦となる専門性の高い店舗だ。植物売場では、コーナン商事最大規模となる約600種類の植物を常時取り揃える。季節ごとに厳選された切花や観葉植物、希少な塊根植物、四季折々のフラワーブーケなど、幅広い品揃えが特徴だ。さらに、関西在住の珍奇植物のパイオニアとして知られる西畠勲造氏の植物も豊富に取り扱う。
アクアリウムコーナーでは、大阪府八尾市に本店を構える「トールマン」が監修し、初心者から熟練者まで幅広い層に対応する商品構成を実現。大阪市内最大級の水草のレイアウト水槽やテラリウム、パルダリウムの展示が目を引く。水草は約100種類、熱帯魚は約250種類を常時展示・販売する予定だ。また、アクアリウム用品の世界トップブランド「アクアデザインアマノ(ADA)」の商品をほぼフルラインナップで取り揃え、専門性の高いニーズにも対応する。
店舗設計においては、植物やアクアリウムが活き活きと映えるよう、シンプルかつ洗練されたデザインを採用。顧客がリラックスして商品を閲覧できる空間づくりにこだわった。また、専門知識を持つスタッフを配置し、顧客一人ひとりのニーズに合わせた提案型の接客を行う。
『gardens umekita』の特徴は、専門店としての品揃えとサービスに加え、ホームセンターならではの利便性を兼ね備えている点だ。コーナンeショップで購入した植物のメンテナンス用品を含む数万点のホームセンター商品を店舗で受け取れるロッカーサービスや、デジタルサイネージによる情報発信、専門機器を用いた加工サービスなどを提供する。さらに、毎週末には体験型のワークショップを開催し、顧客とブランドとの関係性を深める機会を創出する。
この新店舗は、コーナン商事が都市型の専門店市場に本格参入する重要な一歩となる。従来のホームセンターの枠を超えた、より専門的で高品質な商品とサービスの提供により、都市生活者の多様なニーズに応える。植物やアクアリウムを通じて、都市生活に潤いと癒しをもたらす新たな提案として、業界内外から注目を集めそうだ。
『gardens umekita』の開店は、都市型専門店の新たなモデルケースとなる可能性を秘めている。コーナン商事が持つホームセンターとしてのノウハウと、専門店としての品揃えやサービスを融合させた新しい業態は、都市部における商業施設の在り方に一石を投じるものとなるだろう。今後、この新コンセプト店舗の成功如何によっては、他の大手小売業者も同様の展開を検討する可能性があり、業界全体のトレンドに影響を与える可能性がある。以下、コーナン商事株式会社のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。