コストコ再販の新たな展開:「コストバリューマーケット」が解決する利用の障壁と新しい可能性
コストコって便利ですよね。でもコストコを利用する際に障壁になるのが会員制であること。年会費を賄えるほどの利用頻度が本当にあるのか?悩ましくて一度は会員になったもののやめてしまう方も多いのではないでしょうか?もう一つの障壁はその立地。そもそも倉庫を販売店にしたような作りということもあり、立地が簡単に歩いていける場所というよりわざわざ車で行かなければいけないような立地にあります。そこが障壁でコストコユーザーになれない人も多い理由でもあります。
それでもコストコが魅力的なのはなんといってもコストパフォーマンス。中間マージンを省いた価格は通常のスーパーにはない価格設定になっています。同時に自社商品が豊富でそれらもコスパが良いという点が挙げられます。そんなコストコですが実は再販を許可していて日本各地に再販店というものが存在しています。スーパーの一角にコストコ再販コーナーを作ったり、コストコ再販専門店というものも日本各地に存在しています。今回はそんなコストコ再販店の中でおもしろい業態の店舗がオープンしたのでご紹介いたします。
9月30日に大阪泉佐野市に新規オープンする「コストバリューマーケット」は、コストコの大容量商品を小分けに販売することに特化した無人販売店舗です。この新しいサービスは、株式会社CLINOが運営し、コストコユーザーが抱える「量が多くて手が出せない」という課題を解決することを目指しています。
この店舗は、他のコストコ再販店とは一線を画し、LINE@を活用したコストコ商品のお取寄せ店頭販売を提供します。さらに、プライベートブランド商品や、他店ではなかなか取り扱いのない牛肉ユッケなどの商品も取り揃えています。地元の飲食店との共同商品開発や、食のセレクトショップ、産地直売商品の提供も行っており、道の駅のような新しい食の提供スタイルを目指しています。
販売価格はコストコよりも少し割高に設定されていますが、交通費や年会費といった追加コストを考えると、大きな価格差は感じられないと言えます。さらに、遠方までの移動時間が短縮されるため、気軽に商品を購入できるのが魅力です。今後は南大阪を皮切りに、和歌山県や奈良県など関西地区各地に出店を計画しています。
この新しい取り組みは、コストコの魅力をより多くの人々に届けるための一歩と言えるでしょう。コストコの利用障壁を感じていた多くの人々にとって、「コストバリューマーケット」は新たな選択肢となり、コストコ商品の手軽な購入経路を提供します。特に24時間の無人販売業態はもしかしたら今後のコストコ再販店のひとつの流れになる可能性があります。そして、この動きがコストコ商品の新たな流通ルートとして、特に地方部などにおいて、さらなる拡大を見せるきっかけとなることを期待しています。今後の展開にも注目が集まるところです。以下、株式会社CLINOのプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
店舗概要
コストバリューマーケット羽倉崎店
大阪府泉佐野市羽倉崎1-1-6
9月30日10:00〜営業開始 (年中無休24時間営業)