黄金町、横浜のみらいをつくる街づくり事業に進展
横浜みなとみらいがあるJR桜木町の駅をみなとみらいがある逆側に下車し10分程度歩くと大岡川の桜並木を見ることが出来る。この地区は横浜の歓楽街で近隣に赤線が元々あった地区であった。2005年に京急黄金町駅周辺に集中していた非合法サービスの警察による一斉取締でこの地区は一気に空きビル、空きテナントだらけになってしまった。そこで町の再生に一役買っているのが京浜急行電鉄株式会社である。同社は各ステークホルダーと連携し、大学生のアート作品を高架下のスペースで展示するなどの努力をこれまでもやってきた。
今回同社は自社の保有するスペースを単にテナントに貸すのではなく、この地区の価値をあげることにイメージした店舗開発を実施すると発表されている。1.タイニーハウスホステル 同地区も2020年を迎えるにあたりホテルの客室数がたりなくなることも容易に想像できる地区である。それに合せこれまで日本にないタイニーハウスのホステルサービス企業を誘致。2.カフェラウンジ、同地区は川沿いの桜が美しくはあるがカフェのようなものは少なく居酒屋業態がロードサイドに多く存在していた。町並みをつくるそんなMDになるのではないかと思う。3.水上アクティビティー拠点、水上アクティビティーはこれまでも盛んに桜木町のエリア含めて盛んに行われてはいるものの拠点という拠点が存在していなかった。今回の開発は水上アクティビティをよりスタンダードなものに繰り上げる開発に成るのではないかと思う。
黄金町といえばどうしても治安が悪い、風俗のイメージなどが周辺地域の人々は考えがちだったが今回の京浜急行電鉄株式会社の開発で町のイメージを全体から刷新するのではないかと思われる。今後の黄金町の発展に期待。以下、京浜急行電鉄株式会社のプレスリリースを引用。
日本初となる高架下タイニーハウスホステルや水上アクティビティー拠点が横浜に誕生
2018年春、日ノ出町~黄金町駅間の高架下スペースを活用した新たな複合施設が開業します!
京浜急行電鉄株式会社(本社:東京都港区、社長:原田 一之、以下 京急電鉄)は、京急線日ノ出町~黄金町駅間の高架下スペースに、日本初となる高架下タイニーハウスホステルやカフェラウンジ、水上アクティビティー拠点から構成される複合施設を2018年春に開業いたします。
これまで京急電鉄では、日ノ出町・黄金町エリアにおいて、地域住民・行政・警察と連携し、高架下スペースに文化芸術スタジオの連続的な整備を行うなど「アートによるまちづくり」を推進してきており、同エリアは近年賑わいを見せております。また、隣接する大岡川では「大岡川河川再生計画」(神奈川県策定)に基づき整備された桟橋の活用が行われているほか、SUPやEボートなどの「水上アクティビティー」が盛んになるなど、まちの活性化が進んでおります。
このたびの施設では、アメリカ発祥の“タイニーハウス(小さな住まい)”を、世界中のタイニーハウスのメディア運営などを手がけるYADOKARI株式会社との連携により、常設ホステルとして活用するとともに、まちに開かれたコミュニティスペースとしても活用できるカフェラウンジを出店いたします。また、シャワーや更衣室を同施設内に整備し、大岡川における水上アクティビティーの利用環境の充実を図ります。
京急電鉄では、大岡川に面した情景豊かな環境を生かし、これまでの「アートによるまちづくり」や「水上アクティビティー」との相乗効果を図ることで、同エリアに足を運ぶ機会のなかった方々を呼び込み、更なるまちの賑わいの創出と活性化を図ります。
日ノ出町~黄金町駅間の高架下スペースにおける新たな複合施設について
所在
神奈川県横浜市中区日ノ出町2丁目 日ノ出スタジオ横
アクセス
日ノ出町駅徒歩約4分、黄金町駅徒歩約7分
敷地面積
約495㎡
施設機能
タイニーハウスホステル、カフェラウンジ、水上アクティビティー拠点
(シャワー、更衣室、トイレ、SUP事業者施設など)
開業日
2018年春(予定)