所沢の新ランドマーク「エミテラス所沢」2024年9月開業 – 国内最大級の商業施設で地域を活性化

株式会社西武リアルティソリューションズと住友商事株式会社が共同で開発する「エミテラス所沢」が、本日竣工し、2024年9月24日に正式に開業することが発表されました。この施設は、所沢駅西口土地区画整理事業の一環として、西武鉄道所沢車両工場跡地を含む広大な敷地に建設され、総面積約43,000㎡にわたる142店舗が入居する大規模な商業施設です。

「エミテラス所沢」は、先進的なデジタル技術を駆使し、商業施設の新たな形を追求しています。施設の中央には、国内最大級となる547インチの大型LEDビジョンを備えた「センターコート（仮称）」が設置され、スポーツやeスポーツ、音楽イベントなど多彩なイベントが行われる予定です。また、インタラクティブなデジタルコンテンツが常時展示されるほか、施設内の状況をリアルタイムで確認できるサイネージも導入され、来館者の利便性が向上する仕組みが整っています。

「まちの広場」として設置された「そらくもひろば」は、富士山を望む絶景を楽しめる屋上庭園であり、子供向けの遊具や個性的なレストランが集まることで、家族連れをはじめとする幅広い層が快適に過ごせる空間となっています。また、1階には約1,000席を擁する「こもれびフードホール」が誕生し、地域の食材を活かした店舗や所沢市内初出店の飲食店が22店舗集結。フードホールは、単なる食事の場に留まらず、特別な体験を提供する場として設計されています。

環境への配慮も重視しており、エミテラス所沢では、埼玉県産の木材や再生材を使用した内装や家具を導入しています。特に、施設全体の使用電力の100％を再生可能エネルギーで賄うことを目指し、CO₂排出ゼロを達成する取り組みが進められています。施設外周部では、所沢市内で発生した廃木材を利用したウッドチップ舗装や、太陽光発電による電力供給が行われ、施設全体としてサステナビリティを追求する姿勢が貫かれています。

また、エミテラス所沢は、既存の「グランエミオ所沢」と連携することで、地域全体の商業環境の強化を図ります。両施設をつなぐ「エミテラス＆グランエミオ 所沢」アプリが導入され、来館者はフロアマップやショップ案内、駐車場の空き情報をリアルタイムで確認できるようになります。さらに、同アプリを利用することで、所沢エリア全体での買い物やイベント情報の共有が可能となり、利用者の利便性がさらに向上することが期待されています。

加えて、新たに「マインクラフト」関連のキャラクター雑貨を取り扱う店舗、「ヒューマンアカデミー」が運営するビジネススクール、「OPAQUE.CLIP」のファッション店舗がテナントとして決定しました。これにより、エミテラス所沢には全142店舗が揃い、そのうち94店舗は所沢市内初出店となります。多世代の利用者に対応した店舗構成が、所沢市やその周辺地域の住民にとって、日常生活を豊かにする魅力的な選択肢を提供します。

エミテラス所沢の開業により、所沢エリアは「ベッドタウン」から「リビングタウン」への進化を遂げると期待されており、西武リアルティソリューションズと住友商事は、この施設を通じて地域の活性化と発展に貢献することを目指しています。以下、株式会社西武リアルティソリューションズのプレスリリースから画像と開発計画概要を引用。

 

計画概要
開発事業者 株式会社西武リアルティソリューションズ、住友商事株式会社
運営管理 住友商事株式会社、住商アーバン開発株式会社
事業費 約295億円
所在地 埼玉県所沢市東住吉10番１（西武鉄道所沢車両工場跡地）
敷地面積 約 34,000㎡
延床面積 約 129,000㎡
構造 RCST造（柱RC造、梁S造）、一部S造
階数・高さ 地上7階 最高高さ37.40m
設計 清水建設・西武建設設計共同企業体
（設計者：清水建設株式会社一級建築士事務所）
施工 清水建設・西武建設共同企業体
建物基本設計 株式会社日建設計
環境基本デザイン 株式会社乃村工藝社
環境施工 株式会社バウハウス丸栄
店舗面積 約43,000㎡
店舗数 142店舗
駐車場台数 約1,700台
駐輪場台数 約1,700台
着工日 2022年11月1日
竣工日 2024年7月31日
開業予定 2024年9月24日（火）
※今後の事業進捗に伴い、変更となる可能性があります。