コロナ禍で生まれた飲食業態の大きな変化
コロナ禍を通じて飲食店は大きな変化を迎えることになりました。待てど暮らせど来店しない顧客。繰り返される、緊急事態宣言解除後にお店を開店してはコロナの感染拡大により再度の休業。まともに店舗営業を行うことが出来ない状況が続き前にも後ろにも進まない状態が続きました。その中で来店型以外の店舗運営に注目が集まり始めていきました。
何故注目が集まったのかというと助成金が引き金になりました。キッチンカー事業に乗り出すのであれば助成金が受けられるという仕組みが全国の都道府県や市区町村で動き始めたからです。助成率が高いところ山梨県では10/10負担の300万上限というものまでがあり、キッチンカー事業に進出していく事業者が増えていきました。助成金ありきで拡大していっている事業なので助成金が停止すればこの動きは落ち着いて行くのではないかと思います。
一方でフードデリバリー事業者のサービス拡大によりデリバリー対応をする事業者も日々日々増えていきました。こちらの活動についてはフードデリバリー事業者が増えていっていることを考えるととどまることがなく今後も増えていくのではないかと思います。フードデリバリーに対応したセントラルキッチン運営やゴーストキッチン運営などが拡大していっています。
今回のニュースでは福岡の飲食店運営会社が株式会社Thinkingforが同じ場所に2店舗、立ち飲み・テイクアウト・デリバリー・通信販売・セントラルキッチンのすべての兼ね備える店舗をOPEN。テイクアウトやデリバリーだけではなく通信販売そしてキッチンカーの対応のセントラルキッチンまで完備しマルチチャンネル対応の店舗。今後はこういったマルチチャンネルで店舗運営をする事業者がますます増えていくのではないかと思います。間口を複数にすることでより安定した事業運営ができるようになるそんな仕組みづくりが飲食店事業者には求められる世界線がここにはあります。以下、株式会社Thinkingforの新店および店舗画像を引用。
【店舗名称】
「MEGUSTA 5」
「SOUP TRUCK CENTRAL」【住所】
〒810-0003 福岡県福岡市中央区春吉1丁目7-17【営業時間】
「MEGUSTA 5」 15:00~25:00
「SOUP TRUCK CENTRAL」 11:00~25:00(テイクアウト・商品が無くなり次第終了)
※営業時間を短縮する可能性があります。詳しくはお問い合わせください。