横浜の港で新しいターミナルを着工
横浜の港には大型旅客船が毎年寄港しており年々その回数も増え2016年には13万人の上陸者数までに伸びている。さらなる旅客船に寄港していただけるように、超巨大旅客船に関してはベイブリッジをくぐれないために大黒ふ頭にて大黒ふ頭地区大型テント(CIQ 施設)を新規に建設することが決まっている。ベイブリッジより内側はどうか?というと、この度新港ふ頭客船ターミナル株式会社が新規でYOKOHAMA HAMMERHEAD PROJECTとして既存の大桟橋よりもみなとみらい寄りの新港に新規に複合型旅客ターミナル施設の建築工事がはじまりました。
同地区は三菱商事 UBS リアルティが運営しているマリンアンドウォークヨコハマがみなとみらいの一番奥まったところで商業施設を運営している場所になりますが今後ここに巨大ターミナルができることでみなとみらい地区の回遊性はより高まりみなとみらい地区全体の商業をもう一段階引き上げて行く可能性が生まれます。
今後、新港ふ頭客船ターミナル株式会社が推めるYOKOHAMA HAMMERHEAD PROJECTはみなとみらいの一筋の光明となり「みなとみらい」を日本のインバウンドの最先端の地区に導いていくことに期待。以下、野村不動産ホールディングス株式会社のプレスリリースより抜粋。
「YOKOHAMA HAMMERHEAD PROJECT」ヨコハマ ハンマーヘッド プロジェクト着工のお知らせ
~新港地区客船ターミナル(仮称)等整備事業~
横浜市がみなとみらい21 新港地区において推進する「新港地区客船ターミナル(仮称)等整備事業」(以下、本事業)において、建築工事に着手いたしましたのでお知らせいたします。本事業は、事業予定者として選定された「(仮称)Yokohama Pier9」の構成企業が中心となって設立した「新港ふ頭客船ターミナル株式会社」(以下、新港ふ頭(株))が推進するとともに、着工に合わせて事業名を「YOKOHAMA HAMMERHEAD PROJECT※1」へと改称いたしました。
また、本工事は、横浜市と2018年3月30日の事業用定期借地権設定に関する合意書締結を経て今般の着工に至りました。今後は客船ターミナル施設(以下、CIQ 施設※2)を中核施設とし、「食」をテーマとした体験・体感型の商業施設、海に面した埠頭の立地特性を活かした高質なホテル※3 を一体的に整備し、竣工は2019年を予定しております。
(※1) 1914 年、新港ふ頭の先端に横浜港第一号の「ハンマーヘッドクレーン」が設置され、日本初の近代的埠頭として横浜港の中心的役割を担ってきました。現存するこの「ハンマーヘッドクレーン」を囲む本事業用地は、歴史ある風景“荷役の歴史”を継承し、また新たな文化や価値“大型クルーズ客船のターミナル”を生み出す場所として再出発いたします。本事業はその歴史遺構として残る「ハンマーヘッドクレーン」を名称に取り入れ「YOKOHAMA HAMMERHEAD PROJECT」と命名いたします。
(※2) CIQ 施設:Customs(税関)、Immigration(出入国管理)、Quarantine(検疫)を行う施設。
(※3) ホテル部分は株式会社T・Y ホールディングスが整備し、区分所有いたします。