SLYブランドの進化と新店舗オープン:バロックジャパンリミテッドが展開する伝説のギャルファッションの旅路
ギャル。今やあまり聞かなくなった言葉ではありますが平成ファッションを語る上で避けて通ることができないキーワードです。1990年代半ばからギャルブームというものが存在しました。もともとは池袋のサンシャインシティYOUがギャル服の聖地でしたが、徐々に渋谷109に人気がシフトし、カリスマ店員が生まるようになって十数坪で月商2億を超えるブランドも誕生していきました。その頃生まれたブランドがマウジー。カリスマ店員が立ち上げに参加し立ち上げたブランドは現在バロックジャパンリミテッドが全国展開するブランドとなっており、様々な商業施設のレディースフロアの顔になっています。そのマウジーの中に2000年にデザイナーの植田みずき氏が立ち上げたファッションブランドがSLY。
SLY(スライ)は、バロックジャパンリミテッドが展開する日本のレディスファッションブランドで、20から30歳の女性をターゲットとしています。ブランドは、2003年にフェイクデリック(現在のバロックジャパンリミテッドの前身)によって立ち上げられ、その後数回の企業再編を経て現在の形になりました。初の店舗は2003年6月にラフォーレ原宿店でオープンしました。
SLYブランドは、”Casual”、”Girly”、そして”Mode”をベースに、ディテールへのこだわりと女性らしさを感じさせるアーバンスタイルが特徴です。彼らはクリエイティブかつモダンな世界観を持ち合わせ、さまざまなテイストをミックスした独特なコレクションを展開しています。素材やシルエット、ディテールに焦点を当てて、女性の魅力を最大限に引き出すアイテムを提案しています。
企業としての歴史を振り返ると、2003年にフェイクデリックからスタートし、2005年に子会社のMADMINDへ移管されました。その後、2007年には会社合併を経てバロックジャパンリミテッド(旧BJL)が設立されました。国際展開も積極的に行い、2012年には中国北京のショッピングセンター「北京世貿天(ザ・プレイス)」に1号店をオープンし、中国や香港にも展開を拡大しています。
そのSLYの池袋の店舗であった池袋パルコ店が8月18日に閉店。そこから1ヶ月以内の9月14日(木)ルミネ池袋 4階に新店舗をオープンするとのこと。池袋でついた顧客が離れることなく、そのままルミネ店にシフトできるスケジュールでオープンするという鮮やかな店舗開発の動きは称賛に値するのではないでしょうか?以下、新店の店舗概要と画像を株式会社バロックジャパンリミテッドのプレスリリースから引用。
店舗概要
店名:SLYルミネ池袋店
グランドオープン日:2023年9月14日(木)
住所:〒171-0021 東京都豊島区西池袋1丁目11-1 ルミネ池袋4F
電話番号:03-6914-3136