SDGs世代に刺さるアウトドアブランドの新店
どこを見てもSDGsという言葉がコロナ前はメディア、街そしてスーツの襟元にまで侵食していた時代がありました。コロナ禍がはじまり徐々にSDGsのキーワードが街から消え、メディアからも消えていくようになっていきました。正直非常に残念としか言いようがありません。しかし、このSDGsという言葉に囲まれて育った世代の人たちもいます。Z世代の人々です。1996年から2010年ごろにかけて誕生した人たちであるZ世代はリーマンショック、東日本大震災そしてコロナまで不況、不安定な状況の社会で生まれ育った世代でありながらデジタルネイティブ世代。そんな彼らはデジタルコミュニケーションを通じて、環境や多様性について学び、それとともに育ってきた世代でもあります。
そんなSDGs世代とも言える彼らの消費の基準はブランドよりも自分らしさを大切にする傾向にあるとされています。同時にものを消費するよりもコトを消費する世代とも言われており、ものを買うのであれば環境に少しでも良いものや倫理的に良いものを購入しようというスタンスを保っています。そんな彼らが支持するブランドはB Corpや1% for the Planetのメンバー企業です。B Corporationとは米国の非営利団体B Labによる国際認証制度で環境や社会に配慮した公益性の高い企業が得られる認証。認証を受けるにはオンライン認証試験B Impact Assessmentを受け、一定以上の点数を取得する必要があります。点数を取得したあと電話でインタビューなどもあり、審査通過すると取得が可能。現在認証を受けている企業は日本国内では15社しかまだありません。1% for the Planetとは売り上げの1%以上を、承認された環境保護団体に寄付する非営利団体。全世界から4500社超が加盟、91カ国4400以上の環境保護に関わる非営利組織に寄付を行っている。
B Corp認定企業であり、1% for the Planet加盟企業がこの度reload下北沢に新店を出店させる。Cotopaxiは米国人創業者が南米で貧困問題を目の当たりにし、その解決の手段として雇用を生み出し貧困に苦しむ人々を救いたいということでスタートしているアウトドアギアブランド。他のブランドの高品質な残材を買取再利用することでたった一つの商品を作り上げつづけています。Z世代に刺さりまくるコンセプトのこのブランドは国内ではアルコインターナショナル株式会社が代理店らしく、同社が今回出店するとのこと。店名は【Cotopaxi TOKYO】。商品をWEBショップで見ましたが、たしかにカラフルでハッピーなデザインですがこれがエコでエシカルなわけですからZ世代から強く支援されるブランドに日本でも育っていくと思います。以下、アルコインターナショナル株式会社のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
OPEN予定日:2023年1月10日(火)
住所 : 〒155-0031
東京都世田谷区北沢3-19-20 reload 1-8区画
営業時間 : 11:00 – 20:00 (変更になる可能性がございます)
定休日 : 不定休