PRIZE SPOT PALOの挑戦: アミューズメント業界における規制の適正な実施
規制とその適正な実施に関する問題は、商業界において重要なテーマです。特に、ゲームセンターなどのアミューズメント業界は、規制の対象となります。そこで、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風営法)におけるゲームセンターの扱いについて詳しく見てみましょう。
風営法の定めにより、ゲームセンターやマージャン屋などの営業者は、遊戯の結果に応じて賞品を提供することが原則として禁止されています。しかしながら、警察庁の解釈運用基準(通達)により、一部の遊技設備で小売価格が1,000円以下の物品を提供する場合は例外とされています。
この通達を基に、日本アミューズメント産業協会はガイドラインを策定しています。これにより、提供する景品の小売価格はおおむね800円以下とし、かつ、一般市場における価格とすることが求められています。景品専用に開発された物品についても、同様に1個あたりの価格は800円を超えてはならないと定められています。
ただし、景品の提供は風俗環境の保持や青少年の健全な育成などの観点から制限されており、禁止されている物品も多くあります。たばこや酒類、医薬品、性的な行為の用に供する物品、下着類、食品衛生法に抵触する物品などは厳格に禁止されています。
一方で、ゲームセンターの営業許可はどの場所でも取得できるわけではありません。東京都の場合、商業地域や近隣商業地域、準工業地域などで営業を行うことが可能ですが、第1種低層住居専用地域や第2種中高層住居専用地域などでの営業は禁止されています。
さらに、ゲームセンターの設置場所は保全対象施設との距離にもよります。学校や図書館、病院などから一定の距離をとる必要があります。具体的には、東京都においては、商業地域にある学校からは50m、近隣商業地域での学校からは100m以内の設置は禁止されています。
また、ゲームセンターの店内構造や設備についても細かく規定が定められています。たとえば、客室の出入口に施錠の設備を設けないことや、営業所内の照度が10ルクス以下とならないことなどが求められます。
これらの多くの要件をクリアしなければ、ゲームセンターの営業許可は得られません。そのため、商業地域におけるゲームセンターの運営者は、これらの規制をよく理解し、適切に対応することが求められます。これらの厳しい規制を乗り越えて今回、株式会社イオンファンタジーが7月28日(金)北海道釧路郡釧路町のイオン釧路店にクレーンゲーム専門店「PRIZE SPOT PALO 釧路店」をグランドオープン。「PRIZE SPOT PALO」は、最新のプライズゲーム機と限定品含む多彩なプライズゲーム用景品を取り揃えた、プライズゲームオンリーのアミューズメントスポット。
「PRIZE SPOT PALO(プライズスポットパロ)」の特徴は、幅広い種類の賞品を用意したプライズゲームが一堂に会する独特な空間となっている点。その展示品の中には、大型のぬいぐるみといった目立つ賞品から、マスコットやお菓子といった小物まで、大人も子供もが惹きつけられる多様性に富んだアイテムが揃っている。
その中でも特に注目すべきは、人気キャラクターとのコラボレーションによる限定賞品。これらの賞品はそこしか手に入れることができません。このような専売特許商品は、PRIZE SPOT PALOを一層特別な場所として位置付けています。
今後のPRIZE SPOT PALOの展開に注目。以下、株式会社イオンファンタジーのプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
所在地:北海道釧路郡釧路町桂木1丁目1-7 イオン釧路店 2階
(PRIZE SPOT PALO 釧路店 売場面積約40坪)