ORIHICA、関東圏ドミナント戦略を推進 イオンモール川口前川に新店出店で200店舗体制へ前進
株式会社AOKIが展開するビジネスウェアブランド「ORIHICA(オリヒカ)」が、2025年4月18日、埼玉県川口市の「イオンモール川口前川」に新店舗をオープンする。埼玉県内では11店舗目、関東エリアではドミナント出店を強化する中での戦略的な一歩となる。本出店により、同ブランドは目標とする200店舗体制の実現に向け、確実に歩を進めている。
出店先となるイオンモール川口前川は、1999年の開業以来、地元住民の生活に密着した商業施設として成長を続けてきた。現在では年間1,000万人規模の来館者数を誇り、埼玉県南部から東京都北東部にまたがる約200万人以上のマーケットを商圏とする。施設内にはアパレル、生活雑貨、飲食、医療サービスなど約160店舗が集積しており、ファミリー層を中心とした安定した集客力を背景に、出店企業にとっては高いポテンシャルを備える。
川口市は近年、都心への交通利便性を武器に住宅都市としても注目を集めており、とくに子育て世代や若年ファミリーの流入が活発だ。こうした地域特性に対応し、ORIHICAではビジネスシーンと日常を両立させる「ビジカジ」提案を強化。今回の新店舗では、セットアップやカットソーなどの汎用性あるアイテムを揃えたビジカジコーナーを拡充し、働き方の多様化に対応する売場展開とした。
また、内装面では「オリヒカブルー」を基調としつつ、什器や壁面に曲線を取り入れることで、これまでのスーツショップの堅い印象を払拭。幅広い年齢層にとっても親しみやすく、買い回りしやすい空間を目指した設計となっている。オンラインと店舗の垣根をなくす「イージーウェブショップ」サービスも導入し、店頭受け取りや宅配、予約取り置きなど、柔軟な購買体験を提供する。
ORIHICAは2004年の1号店開業以来、都市型ライフスタイルに対応したビジネスウェアブランドとして成長してきた。近年では従来のスーツ需要の減退を受け、カジュアル化に対応した品揃えや店舗デザイン、サービスの見直しを進めており、出店戦略においても都心と郊外の双方を意識したドミナント出店を強化している。とくに関東圏では、商業施設内への出店比率が高く、今回のような大型モールへの展開はブランド認知の加速においても重要な意味を持つ。
イオンモール川口前川店の開業により、ORIHICAは関東南部での店舗網を一層強化し、地域生活者との接点拡大を図る構えだ。今後も同社は、商業施設の立地特性やターゲット層との親和性を見極めながら、ブランドの拡張と売上基盤の安定化を進めていく方針である。以下、店舗概要と画像を株式会社AOKIのプレスリリースから引用。
※店舗画像はイメージ
【店舗情報】
店舗名: ORIHICAイオンモール川口前川店
住所: 埼玉県川口市前川1丁目1−11
イオンモール川口前川 2階
電話番号:048-423-4333
店舗面積:約63坪
営業時間:10:00~21:00