LINEを活かした接客が広がる
LINE公式アカウントがまだLINE@だった頃から考えるとここまでLINEアカウントを活かして接客を行うようになるとは夢にも思いませんでした。LINE公式アカウントはメルマガの延長のように考えていた時代はもう終わりなのかもしれません。ブランドとして情報発信をおこないたい会社にとってはそれは別かもしれませんが、顧客とのコミュニケーションツールとしてLINE公式アカウントを使う事例がこのところ急増しているように思われます。非対面接客をLINE公式アカウントで予約して予約した時間にLINEのビデオ通話で商品を見ながら商品説明を受けるタイプのものつい先日ニュースでもとりあげました。今回はなんと百貨店がLINE公式を使って接客をするというものです。LINE公式アカウントが始まったときに百貨店がLINE公式アカウントを使って接客するなんてイメージできませんでしたが既に始まっているんです。
阪急百貨店うめだ本店のシューズ売り場では公式アカウントを開設し、来客前に興味のある商品を予めLINEで阪急百貨店の店員と相談し、取り決めて商品在庫を店頭に用意した状態で顧客を迎え入れるという接客を取り入れています。来店時には専門知識豊かなシューアドバイザーが接客を行うというもの。厳密に言えばWEBで商品カタログを見ながらLINE公式アカウントで相談するので必要なツールはWEBサイト、カタログとしてのInstagram、LINE、LINEに対応する人材、来店時接客する人材と複数のツールを使うことになるのですがコロナ禍以降の世界線では必要な取り組みなのかもしれません。DXというには遠いのでデジタル化という領域かもしれませんがコロナを通じて百貨店売り場のデジタル化も進んで言っている状況がわかるニュースでした。百貨店でも対応できているOne to One marketingとしてのLINE活用ですが専門店でこれに取り組む店舗が今後どれくらい出てくるのか?楽しみです。以下、株式会社阪急百貨店のプレスリリースより画像を引用。