JR上野駅エキナカに新スイーツゾーン誕生、エキュート上野が大規模リニューアル
1883年の開業以来、東京の北の玄関口として重要な役割を担ってきたJR上野駅。1日の平均利用者数が16万人を超える同駅のエキナカ商業施設「エキュート上野」は、2024年12月19日に新たなスイーツゾーン「おやつパーク」を中心とした大規模リニューアルを実施する。
北関東や東北、北陸地方への交通結節点として機能してきた上野駅。かつては帰省客の玄関口として賑わい、お盆や年末年始には駅構内に大型テントを設営して乗客をさばくほどの混雑を見せた歴史を持つ。その上野駅の商業機能強化の一環として展開される今回のリニューアルでは、エキナカ初出店となる4つのスイーツショップが集結する。
新設される「おやつパーク」には、東京・蔵前で人気の「KURAMAE CANNELÉ」、福岡発の和菓子店「をかし ひつじや」、山形県産米粉を使用したグルテンフリースイーツの「avan」、英国発の「Ben’s Cookies」が出店。このうち3店舗にライブキッチンを導入し、焼きたてカヌレや揚げたての米粉チュロ、焼きたてクッキーなど、製造工程を見られる演出性の高い店づくりを実現した。
「旅とおやつ」をコンセプトに掲げる新エリアは、エリア内にハイテーブルを設置し、購入後すぐに商品を楽しめる空間を確保。また、一部をオープンスペースとすることで、土産・弁当ショップや雑貨ショップへの回遊動線を創出している。
新規店舗には、日本の工芸をベースとした「中川政七商店」が加わり、土産・弁当の「HANAGATAYA」は商品の選びやすさを追求した新デザインでリニューアル。11月29日には「ユニクロ」も店舗受取カウンターを新設し、オンラインショッピングとの連携を強化する。
各店舗では上野店限定商品も展開。「KURAMAE CANNELÉ」からは「パンダソフトクリーム」、「をかし ひつじや」からは「ぱくぱくパンダまんじゅう」、「Ben’s Cookies」からはパンダ柄の限定パッケージなど、上野の象徴であるパンダをモチーフにした商品を投入する。
JR東日本の駅別利用者数で13位に位置する上野駅。訪日外国人の増加や、上野公園を中心とした文化施設の集積による観光需要の高まりを背景に、エキナカ商業施設としての機能強化を図る今回のリニューアル。駅の歴史的価値を踏まえながら、現代のニーズに応える商業空間として、新たな一歩を踏み出す。以下、株式会社JR東日本クロスステーションのプレスリリースから画像を引用。