Caffè Positano (カフェ・ポジターノ) ”世界一美しい海岸線”をアマルフィ海岸を眺めながら地中海料理を♩
所在地:
Via Pasitea 168/170
84017 Positano (Salerno) – Italy
電話番号:
(+39) 08 9 875082
営業時間:
毎日7:30~24:00
死ぬまでにあと3回は訪れたい場所はここPositano(ポジターノ)で決定いたしました。
そしてここポジターノのほとんど中心に位置する夢の中にいるかのようなレストランカフェにお邪魔してきたのでレポートします
フランス・パリから始まり、ドイツ、スイスを世界遺産ベルニナ急行で渡りイタリアに到着、ミラノ、フィレンツェ、ペルージア、ローマ、ナポリと観光しながらゆっくりと南下し1ヶ月かけてとうとう辿りつきました南イタリア湾岸の町Sorrento(ソレント)。
そこからバスで揺られること40分で到着したのが今回紹介するPositano(ポジターノ)にあるレストランバー「Caffè Positano (カフェ・ポジターノ)」
ここでは世界遺産に登録されている世界一美しい海岸線アマルフィ海岸を見ながらイタリアならではの料理や地中海料理をいただくことができます
白と青が基調とされている店内と気さくな店員さん
お料理のお値段は20ユーロ〜30ユーロ前後(日本円3300円から5000円)
高い、高いけど納得です。私がいただいたのは地元のお魚プレートと3ビール、飲みすぎです
地元のローカルお魚プレート28ユーロ(日本円約4630円)
お魚の種類を聞きました、しかし本当に何と仰っているのか聞き取れませんでしたすみません
白身魚でスズキのような身でオリーブオイルを丁寧にかけられてソテーされたふっくら全く臭みのないお魚でした
添えられているレモン、バジル、トマトもここポジターノで採れたものとのこと
ビールはイタリアローマで1963年に誕生したローカルビールPERONI(ペローニ)のレモンバージョンとノーマル両方いただきました
幸せを写真に収めることができました
こちらの気温は10月31日ハロウィン現在時点で日中は安定して22度〜25度前後。
風はスッとドライに涼しげでありつつ半袖でも十分で歩ける暖かさ
1年の中で1番気持ちのいい日がずっと続いているイメージです
地元の方曰く、観光ピークは去りもうすぐしたら来年に向けた準備をすべくお店も閉まっていくとのこと
10月、11月頭は値段も”観光プライス”から下がり、暑さも治まり実は1番来るにはいい時期で私はラッキーだと!
来年もこの時期に来たいなあ…
高いところに位置していると見せかけて20分ほど歩けば下のビーチまで辿り着けます
丸く削られた石で構成されたビーチサイドに座ってボーッとサンセットを待つ時間はとっても贅沢な時間でした
空の色の変化を楽しむ
さて、日本にもたくさんのオーシャンビューを楽しみながらお食事ができるレストランがありますよね
静かな落ち着いた場所で優雅な時間を楽しむ…そこにはおもてなしも含まれ完璧に作られた雰囲気設定。
ヨーロッパに来て改めて思ったことは本当に日本のおもてなしは繊細で素敵なんだなということ。
30センチ横をビュンビュン車が通る中3000円のオニオングラタンスープを飲むことなんてないでしょうし、無言でお料理をテーブルに置く店員さんもいないでしょう
でもなぜか全て許せてしまうだけでなく、”らしい経験”ができたとプラスに捉えることができるのは自分が非日常を欲して日本から飛び出しているからだと思いました
そのように海外から日本に来る方々も観光経験だけでなく、日本のローカル文化に興味がある方もきっと多いのでしょう
改めて日本のインバウンド業界と商業への注力に期待していきたいですね^^
これから行くバチカン市国もニューヨークも楽しみ〜〜
素敵な場所があったらまた紹介させてくださいね、ではまた
編集者のことば:歴史と現代が織りなす観光空間の創造へ
アマルフィ海岸の断崖に佇む「Caffè Positano」の訪問記は、文化遺産と商業施設の理想的な共生の姿を私たちに示してくれる。世界遺産の絶景を眺めながら地中海料理を堪能できるこの空間は、建築物としての存在感と、その場所ならではの体験価値を見事に調和させている。
近年、日本国内でも京都の町家カフェや、金閣寺を望む料亭、広島の世界遺産を一望できるレストランなど、歴史的建造物や文化財を活用した商業施設が増加している。これらの施設には、インバウンド観光客の関心も高く、日本文化の発信拠点としても重要な役割を果たしている。
しかし、本記事が指摘するように、「非日常」と「おもてなし」の質には、さらなる進化の余地がある。例えば、京都の老舗料亭「菊乃井」による文化財建造物での食事体験や、鎌倉の古民家を改装したカフェ「イワタコーヒー」などは、歴史的価値と現代的なサービスの融合に成功した好例と言えよう。
これからの日本の観光商業施設に求められるのは、単なる「和」の演出ではない。その場所にしかない歴史や文化の真髄を、現代のサービス品質と組み合わせ、普遍的な価値として提供することだ。世界遺産や重要文化財との共生は、その建造物や景観の保存だけでなく、その場所でしか味わえない特別な体験を創出する機会でもある。
インバウンド観光が回復基調にある今こそ、私たちは世界に誇れる「場所の価値」を、より洗練された形で提供していく必要がある。それは単なるサービス品質の向上だけでなく、その場所が持つ本質的な魅力を、いかに現代的な形で表現できるかという創造的な挑戦でもあるのだ。