愛眼、フォレスタ六甲に新店舗展開で商業施設戦略を加速
愛眼株式会社は、兵庫県神戸市灘区の商業施設「フォレスタ六甲」1階に新店舗「メガネの愛眼 フォレスタ六甲店」をオープンし、同社の出店戦略における新たな展開を示した。今回の出店は、同社の地域密着型戦略と多様な顧客ニーズへの対応を明確に示す取り組みとして注目される。
店舗コンセプトは「地域のお客様に便利なお店」を掲げ、顧客体験の向上に重点を置いている。特に注目すべきは、国産メーカーCHARMANT(シャルマン)を中心としたブランド展開と、独自の商品開発戦略である。「みやすい陳列」と「わかりやすい価格」を基本方針とし、メガネ選びや補聴器選びを顧客にとって魅力的なプロセスに昇華させている。
商品戦略においては、独自ブランドの展開が際立っている。累計販売100万本を達成した「POCOP(ポコプ)」シリーズや、40代50代の女性向けブランド「Reego」、都会的なクラシックデザインの「reton」など、ターゲット層を明確に意識した多様なラインナップを用意。さらに、「Ammirare(アンミラーレ)」では24種の擬人化した果実カラーネームという独創的な発想で差別化を図っている。
デジタル技術の活用も店舗戦略の特徴的な点である。イメージコンサルティングサロン「ルミエルスタイル」と連携し、店頭タブレットで「顔タイプ診断」や「パーソナルカラー診断」を可能にするなど、テクノロジーを通じた顧客体験の高度化を実現している。
サービス面では、視力測定・クリーニング・フィッティング・ネジ入れ・調整の「5つの無料サービス」を提供。補聴器事業においても、「愛眼補聴器レンタル」など、顧客のライフスタイルに寄り添うサービスを展開している。
取り扱いブランドは多岐にわたり、メガネブランドではレイバン、シャルマン社メガネ、サングラスブランドではレイバン、コールマンなど、補聴器メーカーではシグニア、フォナック、パナソソニックなど、幅広い顧客層のニーズに対応する構成となっている。
フォレスタ六甲店の出店は、愛眼株式会社の商業施設戦略における重要な一歩と位置づけられる。地域特性を踏まえた店舗づくり、独自の商品開発、テクノロジーを活用した顧客体験の提供など、小売業界における先進的なアプローチを体現している。商業施設運営者にとっても、このような革新的なテナントの誘致が施設の魅力向上につながる好事例として注目に値する。以下、愛眼株式会社のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
■店舗概要
店舗名 :メガネの愛眼フォレスタ六甲
オープン日 :2024年12月13日(金)
所 在 地 :〒657‐0027 兵庫県神戸市灘区永手町4丁目2-1
電話番号 :078-940-1477
営業時間 :10:00~19:00