アドベンチャーワールド、多様性を尊重する”ユニバーサルレストラン”へ サファリレストラン「Jambo」が大規模リニューアル
和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドは、サファリレストラン「Jambo(ジャンボ)」を”ユニバーサルレストラン”として11月7日にリニューアルオープンする。同施設は2023年11月に開催された「ドリームデイ・アット・ザ・ズー」をきっかけに、障がい者雇用や社会参加支援で実績のある3社と協働し、新たなレストラン運営の形を目指す。
新生「Jambo」の運営には、障がいのある社員や就労訓練者が活躍するレストランを展開する株式会社クロフーディング(ル・クログループ)が参画。同社での就労訓練を経た障がいのあるスタッフが「Jambo」での就労機会を得て、常時勤務に向けた取り組みを進めている。
また、分身ロボット「OriHime」を開発・提供する株式会社オリィ研究所との連携により、2022年3月から導入していた1台体制から2台体制へと拡充。これにより、外出が困難な方々への就労機会を広げ、店舗前でのメニュー説明や誘客、料理提供時の案内など、接客業務の幅を広げている。
店内装飾では、「異彩を、放て。」をミッションに掲げる株式会社ヘラルボニーの協力のもと、6名のアーティストによる7作品を採用。サファリをテーマにした独創的な作品群が、レストランの空間に新たな魅力を付加している。空間デザインは株式会社丹青社が手掛け、多様性を尊重する場にふさわしい雰囲気を創出している。
このリニューアルは、訪れる人も働く人も、多様な人々が心を開き合える場の創出を目指す取り組みとして注目される。アドベンチャーワールドは「こころにスマイル 未来創造パーク」として掲げるパークポリシーのもと、すべての生命にSmile(しあわせ)が溢れる豊かな未来の実現に向けて、新たな一歩を踏み出す。
同施設では11月5日にプレオープンを実施し、11月6日の「ドリームデイ・アット・ザ・ズー」では特別メニューを提供する予定。7日の本格オープンを経て、商業施設における新たなインクルーシブな空間モデルとして、その展開が期待される。以下、株式会社アワーズのプレスリリースから画像を引用。