天神ビッグバン最大級の商業施設、『ONE FUKUOKA BLDG.』が約120店舗で来春開業へ – 新業態や九州初出店含む主要テナントを発表
西日本鉄道は16日、天神ビッグバンエリアで開発中の大型複合ビル『ONE FUKUOKA BLDG.(ワンビル)』の商業フロアに関する主要テナント情報を発表した。2025年4月24日の開業に向け、地下2階から地上5階までの商業エリアには約120店舗が出店。新業態や九州初出店、天神初出店など、独自性の高い店舗構成で、商業床面積約16,000㎡に及ぶ大規模商業施設として注目を集めている。
商業ゾーンは、地下鉄や天神地下街と直結する利便性を活かし、地下2階には日常利用型の店舗を集積。イオン九州が展開するオーガニックスーパー「b!olala」が天神初出店するほか、西鉄とタリーズコーヒージャパンによる初のコラボレーション店舗も出店する。
地下1階は飲食に特化し、天神エリア最大級のフードホール「iiTo TENJIN」と「天神のれん街」を展開。両エリアで合計805席という大規模な客席数を確保し、ビジネス利用から観光客まで幅広い需要に対応する。
1階には各用途のメインエントランスとイベントスペースを備えたグランドロビーを配置。福岡発祥のロイヤルグループが新業態「THE CONTINENTAL ROYAL&Goh」を出店し、因幡町通り沿いにオープンテラスを設ける。
2階から4階は、ファッションやカルチャー、趣味性の高い専門店を展開。「NIKE FUKUOKA TENJIN」や「Maison Kitsuné / Café Kitsuné」が九州初出店となるほか、「SPIRAL GARDEN」も九州初進出。「中川政七商店」は九州最大級の店舗として出店する。4階には「福岡天神 蔦屋書店」が天神地区に復活進出するほか、「スノーピーク」も天神初出店となる。
さらに、1階から3階にかけてのメゾネット区画には、建築家ピーター・マリノによる店舗設計で「CHANEL福岡天神ブティック」が国内最大級となる約1,160㎡の大型直営店を構える。
ワンビルは天神ビッグバンプロジェクトの象徴的な存在として、開発コンセプト「創造交差点」を掲げ、多様な出会いと刺激に満ちた商業空間の創出を目指す。天神交差点に面する好立地を活かし、商業・オフィス・ホテル・カンファレンス機能を備えた延床面積約147,000㎡の大規模複合施設として、2024年12月末の竣工を予定している。以下、西日本鉄道株式会社のプレスリリースから画像と概要を引用。
ONE FUKUOKA BLDG. 建物概要
【所在地】
福岡市中央区天神一丁目11番1号
【敷地面積】
約8,600㎡(約2,600坪)
【延床面積】
約147,000㎡(約44,000坪)
【階数】
地上19階、塔屋1階、地下4階
【建物高さ】
約97m
【設計者】
基本設計/株式会社日建設計、実施設計/鹿島建設株式会社
【外装デザイン】
Kohn Pedersen Fox Associates(KPF)
※グランドロビー、スカイロビー、オフィス共用部等内装デザインも担当
【商業内装デザイン】
株式会社乃村工藝社
【ホテル内装デザイン】
中村拓志&NAP建築設計事務所
【施工者】
鹿島・安藤ハザマ・松本・西鉄建設 特定建設工事共同企業体
【用途】
オフィス、商業、ホテル、カンファレンス
【竣工時期】
2024年12月末(予定)
【開業時期】
2025年4月24日(予定)
【商業フロア】
地下2階から地上5階
【商業貸室面積】
約16,000㎡(約5,000坪)
【商業店舗数】
約120店舗