古い建物をリノベーションした商業施設が二次募集開始
函館の歴的建造物である「旧仁寿生命ビル」をリノベーションした「大三坂ビルヂング」で二次募集が開始されます。第一期は完了し、レストランが入居することになった模様です。こういった古い建物をリノベーションして商業施設転用するスタイルはもっと日本で定着して欲しいなあと本当に思います。
欧米社会では古い建物は必ず維持しなければいけない法律や条例などがある国がおおいです。一方日本はこれまで多くの歴史的建造物を壊し、新しい建物を立て続けています。それはそれで経済効率を考えると日本全体の国力をあげる上では重要な政策だったのではないかと思います。
とは言えども、建物はその国の文化を伝えつづけているものです。今回の「旧仁寿生命ビル」もそうで、蔵と西欧風の建物を融合させた魅力的な建物です。当時の西洋文化と日本文化を融合させるための努力の結晶が建物になったような建築物です。そういった建物を商業施設転用することでテナントは独自性もだせますし、話題性も出せます。しかし、立地が北海道函館市ということもあり東京からお店が出店することは今回は考えにくいのが現状かと思います。
北海道の地元の若い起業家や経営者が気概を持って、北海道から文化発信を行う姿勢で是非出店いただきたい物件です。
以下、合同会社箱バル不動産のプレスリリースより抜粋
360°動画(VR)を公開! 函館で築約100年の古いビルをリノベ、「大三坂ビルヂング」でテナントを募集中(二次募集スタート)
函館の古い建物の活用を目指して活動する、合同会社箱バル不動産(代表:蒲生寛之 住所:北海道函館市元町28-18 URL:http://hakobar.com)は、同市西部地区・大三坂にある築約100年の「旧仁寿生命ビル」をリノベーションし、「大三坂ビルヂング」と名を改め、複合商業施設を2017年冬にオープン予定です。現在、新たな「場」を創出できるテナントを募集しております(二次募集スタート)。また、大三坂ビルヂングの雰囲気をより臨場的に感じていただける360°動画(VR)を公開しましたので、併せてご案内いたします。
※360 度動画を視聴するには、パソコン用の Chrome、Opera、Firefox、Internet Explorer の最新バージョンが必要です。モバイル端末の場合は、最新バージョンの YouTube アプリを使用します。
■「旧仁寿生命ビル 再生プロジェクト」とは?:
築約100年の歴史を重ねた「旧仁寿生命ビル」が取り壊されるかもしれないという情報を得、箱バル不動産のメンバーが中心となって2015年秋から始動。約1年後の2016年夏には、「金森レンガ倉庫」や「旧函館市公会堂」と並ぶ伝統的建造物の指定を函館市より受け、「旧仁寿生命ビル再生プロジェクト」として、本格的に利活用の展開を検討。「大三坂ビルヂング」と名を改め、2017年冬には複合商業施設のオープンを予定している。
■「大三坂ビルヂング」テナント二次募集概要:
・募集区画・間取り:
大三坂ビルヂングの「土蔵」、および「旧事務所棟」エリア(伝統的建造物の指定エリア)●<テナントC:土蔵>
月額家賃:10万円 (敷金:家賃1カ月分、礼金・権利金:家賃1カ月分)
2階建(1階24㎡/7.26坪+2階7.95㎡/2.4坪=合計31.95㎡/9.66坪)。
建物と一体となっていますが独立した「土蔵」で、扉、梁等土蔵の持つ重厚感が特徴です。
現状2階建てですが、改修工事後は一部吹き抜けとなる予定です。※360°動画(https://youtu.be/Vt-5ixYotiM)では、Cは【00:01:00】から再生されます。
●<テナントD:事務所棟>
月額家賃:6.5万円 (敷金:家賃1カ月分、礼金・権利金:家賃1カ月分)
2階部分、26.31㎡/7.95坪。
天井の意匠が美しく、部屋も明るさが特徴です。※360°動画(https://youtu.be/Vt-5ixYotiM)では、Dは【00:01:30】から再生されます。
※動画内にある什器・備品などは含まれません。
※2017年4月下旬より大規模改修工事を行っており、同年11月に工事を終える予定。動画はイメージを確認いただくものとなりますので、詳細は合同会社箱バル不動産(E-mail:info@hakobar.com)までお問い合わせください。
・申込方法:
テナント募集詳細ページ(https://goo.gl/YYpPnW)をご確認いただき、必要書類をEメールかFAX、郵送にて送付。
・物件立地:
地域ブランド調査(ブランド総合研究所調べ。2016年10月発表)で3年連続「最も魅力的な街」全国第1位に選ばれた北海道函館市。その中でも特に異国情緒にあふれ古き良き町並みを残す西部地区で「日本の道100選」にも選ばれた大三坂に位置する。函館空港より車で約25分、函館ICより国道5号線を函館山方面へ車で約20分、函館駅から車で約10分弱、フェリー乗り場から約15~20分、市電の十字街駅からは徒歩約5分圏内。
(ビル所在地:北海道函館市末広町18-25)・箱バル不動産より、テナント二次募集にあたって(代表メッセージ):
「2017年2月末に募集を締め切った一次募集では、遠方からも現地内覧に多数足を運んでいただき、また一般公開日(オープンハウス)には地元住民の皆様にも多数お立ち寄りいただき、誠にありがとうございました。
一次募集の結果、旧事務所棟のA・Bの部屋には、アメリカ料理を中心としたカジュアルなレストラン<She told me>様の入居が決まっております。
また、旧事務所棟のEの部屋には、弊社<箱バル不動産>の本格的な活動拠点となるオフィスの入居が決まっているのに加え、旧居住棟では弊社が運営するゲストハウス(宿)を2017年12月にオープンする予定です。
二次募集を行っているC・Dの部屋は、函館市の伝統的建造物に指定されている建物内にあり、函館らしさの発信基地として、カフェ、レストラン、バーといった飲食店の他、ギャラリー、雑貨店、書店、事務所等など、さまざまな業態での活用のポテンシャルを秘めています。
大三坂ビルヂングが、地域の小商いの拠点や、旅行にいらした方々と住民の方々との情報交換・交流の場となることを目指し、新たなスタートを一緒に切りませんか?」