インドネシアに進出する日本発のプレイグラウンド、最新テクノロジーと従来の遊びを融合
株式会社リトプラと株式会社イオンファンタジーが手を組み、インドネシア・ジャカルタの大型商業施設「Pondok Indah Mall(ポンドックインダーモール)」に、新感覚のプレイグラウンド「kidzooona with LittlePlanet(キッズーナ ウィズ リトルプラネット)」をオープンした。この施設は、イオンファンタジーが展開する「kidzooona(キッズーナ)」とリトプラが手がける次世代型テーマパーク「リトルプラネット」のコンセプトを融合させた、日本発の新しい遊び場として注目を集めている。
「kidzooona with LittlePlanet」は、約657平方メートルの広さを誇り、従来の「キッズーナ」の特徴である創造性や社会性を育む遊具と、「リトルプラネット」が得意とする最新テクノロジーを駆使したデジタルアトラクションを組み合わせた構成となっている。施設内は「キッズーナエリア」と「リトルプラネットエリア」に分かれており、それぞれ391平方メートルと266平方メートルのスペースを占めている。
「キッズーナエリア」では、エア遊具や立体遊具、”なりきりタウン”と呼ばれる本格的な職業体験コーナー、世界中から厳選された知育玩具を集めたトイコーナーなどが用意されている。これらの遊具やアクティビティを通じて、子どもたちは全身を使って遊びながら、創造性や社会性を自然に身につけることができる。
一方、「リトルプラネットエリア」では、プロジェクションマッピングを活用したボールプールやAR(拡張現実)技術を取り入れた砂遊び、紙に描いた絵が3Dで動き出すお絵かきアトラクションなど、5種類のデジタルアトラクションが導入されている。これらの最新テクノロジーを駆使したアトラクションは、子どもたちの想像力や探究心を刺激し、未来を感じさせる遊び体験を提供する。
特筆すべきは、この「kidzooona with LittlePlanet」が、インドネシアにおける「リトルプラネット」のアトラクション常設展開の第一号となる点だ。日本国内外で14カ所の常設パークを展開してきた「リトルプラネット」だが、インドネシア市場への本格的な進出は今回が初めてとなる。
この新しいプレイグラウンドの誕生は、日本の遊び場ビジネスの海外展開における重要なマイルストーンとなる可能性がある。従来の遊具とデジタルテクノロジーを融合させた新しいコンセプトは、急速に発展するインドネシア市場において、ファミリー向けエンターテインメントの新たな選択肢として受け入れられる可能性が高い。
また、この取り組みは、単なる遊び場の提供にとどまらず、子どもたちの成長と学びを支援する教育的側面も持ち合わせている。最新テクノロジーを通じて、遊びながら自然と学べる環境を提供することで、次世代を担う子どもたちの創造性や問題解決能力の育成にも貢献することが期待される。
今後、リトプラとイオンファンタジーは、この「kidzooona with LittlePlanet」を通じて、インドネシアのファミリー層に新しい遊びの価値を提供していく。両社の強みを生かしたこの取り組みが、インドネシアの商業施設における集客力向上と、ファミリー向けエンターテインメント市場の活性化にどのような影響を与えるか、業界関係者から注目を集めている。株式会社リトプラのプレスリリースから画像を引用。