ドクターマーチン、高円寺に新店舗オープン―サブカルチャーに捧ぐ新作クリーパーを先行発売
ドクターマーチンは、1945年にドイツの軍医クラウス・マーチンによって生まれました。彼がスキー中の事故で負った足の怪我から回復する過程で、より快適なブーツを設計したことがきっかけです。クラウスは柔らかい革と空気を充填した靴底を使い、自らの手でブーツを作り上げました。これが現在のエアークッション付きソールの原型となりました。
1947年、クラウスはミュンヘンで大学時代の友人であるドクター・ハーバート・フンクと再会し、二人で事業を開始しました。最初の顧客は主婦が中心で、快適で長持ちする靴底が好評を博しました。その後、イギリスのR.グリッグス・グループが特許権を取得し、ドクターマーチンはイギリス国内で製造されるようになりました。1960年代にはスキンヘッドやパンクロッカーといったサブカルチャーのアイコンとして広く支持され、今では世界中で人気のブランドとなっています。
2003年以降、ドクターマーチンの製造は中国とタイで行われており、ブランドはペルミラ・アドバイザーズに買収された後、2021年に株式公開企業となりました。
2024年6月28日(金)、ドクターマーチンは高円寺エリアに初の「ドクターマーチン高円寺店」をオープンします。この新店舗の開店に伴い、サブカルチャーの街にふさわしい新作クリーパー2型を先行発売します。クリーパーは、50年以上にわたってサブカルチャーの象徴として愛されてきたアイテムです。今回の新作では、伝統的なブラックのスムースレザーを使用し、厚底のQuadウェッジアウトソールを採用することで、さらにオルタナティブなスタイルを追求しています。
ドクターマーチンのクリーパーは、既成概念にとらわれないサブカルチャーの象徴として、多くの人々に支持され続けています。新作のクリーパーは、ガンメタルスタッズやバックルを配し、現代的でありながらもクラシックな要素を兼ね備えています。ラムジークリーパーには、3ホールリングレーシングシステムとブラックのヘアオンレザーを組み合わせたアッパーが特徴です。これらのデザインは、ドクターマーチンの象徴的なイエローウェルトステッチとヒールループで仕上げられています。
ドクターマーチン高円寺店のオープンにより、ブランドはさらに多くの日本の消費者にその魅力を伝え、新たなファン層を獲得することでしょう。高円寺というサブカルチャーの中心地に位置するこの新店舗が、どのような影響を与えるのか、今後の展開が非常に楽しみです。以下、ドクターマーチン・エアウエア ジャパン株式会社のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
店舗情報
ドクターマーチン高円寺店 6月28日(金)オープン
住所:166-0003 東京都杉並区高円寺南4-45 ラ・マチエール1F
営業時間:12:00-20:00(水曜日定休)