東京駅新幹線ホーム初の挑戦:無人店舗『TOKYO BANANA express』が開店
昨今無人店舗が町のいたるところで見かけるようになりつつあります。筆者の生活圏ではお肉、餃子の無人店舗がありますし、近所のコンビニには2台のセルフレジが設置されており連日多くの方が自分でバーコードを読んで、自分で決済をされて商品を購入されています。一昔前では考えられない光景でしたが時間を効率的に使いたい方にとってはありがたい仕組みになっているのではないでしょうか?時間を効率的に使いたい場所というのはある程度限られています。出張や旅行の行き帰りにお土産を購入する際は時間が無いのにレジに長蛇の列なんてことがよくあります。そんな問題を解決するお店が今回登場します。
東京駅における新たな取り組みとして、「TOKYO BANANA express」という名前の無人店舗が2024年4月18日に東海道新幹線のホーム上に開店します。この店舗は、日本の鉄道ホーム上で初めての対面型無人店舗ということで大きな注目を集めています。
「TOKYO BANANA express」は、JR東海リテイリング・プラス、グレープストーン、TOUCH TO GOの三社が協力して立ち上げたプロジェクトです。店舗は、東京駅の16・17番線ホームの9号車付近に位置しており、営業時間は8:00から21:10までとなっています。この無人店舗は、上部カメラと棚に設置されたセンサーを用いて、顧客が手に取った商品を自動で認識するシステムを採用しています。
店舗の出店背景には、多くの鉄道利用者に買い物を楽しんでもらいたいというTOUCH TO GOとグレープストーンの願いがあります。また、JR東海リテイリング・プラスは、新幹線ホームでの対面型無人店舗の先駆けとして、利便性を高めたいという想いがあります。これらの共通の目標が合致し、「東京ばな奈」の専門店としての無人決済トライアル店舗の設置に至りました。
取り扱い商品は、東京を代表する土産品である「東京ばな奈『見ぃつけたっ』」や「シュガーバターサンドの木」、さらにはJR東海リテイリング・プラス限定の「東京ばな奈『見ぃつけたっ』ブリュレタルト」など、選りすぐりの商品を揃えています。購入方法は、商品を棚から取り出し、レジにて商品を読み取ることなくディスプレイで確認し、キャッシュレス決済を完了させる流れです。支払い方法はバーコード決済、交通系電子マネー、クレジットカードが使用でき、現金での決済は受け付けていません。
今回の店舗開設は、出張や旅行で新幹線を利用するお客様に、スムーズな購入体験と美味しいお菓子を提供することを目的としています。日本初の鉄道ホーム上での対面型無人店舗として、将来的な展開も顧客の利用状況を見ながら検討していく予定です。この新しい試みは、商業施設や小売業界における革新的なサービスモデルとして、今後の発展が大いに期待されます。以下、株式会社TOUCH TO GOのプレスリリースから画像を引用。