神戸ポートタワー、地域に愛されるランドマークとしての歴史と未来
兵庫県神戸市中央区波止場町に位置する神戸ポートタワーは、1963年11月20日に竣工し、以来、神戸の象徴的存在として親しまれてきました。その特徴的な双曲面構造とパイプ構造は、世界初の試みで、「鉄塔の美女」とも称されるほどの美しさを誇ります。このタワーは、日本初のライトアップされた建造物でもあり、神戸市長だった原口忠次郎のロッテルダム訪問が建設の契機となりました。
神戸ポートタワーは、その後も時代とともに進化を続け、2009年から2010年にかけては大規模な改修工事が行われました。これにより、LEDを使用した新しいライトアップや展望室のリニューアル、バリアフリー化が実現しました。2013年には開業50周年を迎え、その記念式典が盛大に行われました。
しかし、時の流れと共に老朽化が進んだため、2021年9月27日から耐震化やその他の補強工事のため休館となり、2023年度の営業再開を目指していました。工事の遅れや民間事業者の選定に時間を要した結果、営業再開は2024年春となることが発表されました。
この度、神戸ポートタワーは、2024年4月26日にリニューアルオープンすることが決定しました。このリニューアルは、神戸を五感で楽しむことをテーマに、屋上にオープンエアデッキが新設されるほか、展望フロアや低層フロアの店舗が一新されます。「BEAMS JAPAN」も新たに出店することが決定しました。また、米国の雑誌に「2024年にアジアで訪れるべき最高の場所」として神戸市が選定され、「神戸ポートタワー」のリニューアルも紹介されるなど、国内外からの注目が集まっています。
リニューアルされる施設には、株式会社フェリシモが運営する屋上デッキや展望フロア、株式会社クレ・ドゥ・レーブが運営するカフェ&レストラン、熾リ株式会社が運営する物販エリアなどがあります。これらの新しい施設は、神戸の魅力を最大限に引き出すことでしょう。
営業時間や入場料についても詳細が公表されており、年中無休での運営が予定されています。チケットの販売は2024年2月26日から開始される予定です。
神戸ポートタワーのリニューアルは、神戸市の歴史を象徴するランドマークとして、新たな歴史の一ページを開くことになります。このリニューアルを通じて、さらに多くの人々に神戸の魅力が伝わることを期待しています。以下、株式会社神戸ウォーターフロント開発機構のプレスリリースから概要と画像を引用。
【施設概要】
■営業時間 : 9:00~23:00(最終入場22:30)
※低層3~4階は、日~木 11:00~21:00、金土祝前日 11:00~22:00
※低層2階は、10:00~20:00
※展望2階は、9:00~18:00
※営業時間は変更になることがあります。
■営業日 : 年中無休(但し、貸切営業の場合は除く)
■入場料 : 展望フロア・屋上デッキ
低層フロア(1~4階)/入場料無料
※団体の場合は、事前にお問い合わせフォームからお問い合わせをお願いします。
※その他、65歳以上、または障がい者手帳をお持ちの方は、一般入場料の半額でご入場いただけます。1階インフォメーションカウンターで対象の本人確認書類をご提示の上、チケットをご購入ください。
■チケット販売: 2024年2月26日開始予定
神戸ポートタワー公式HP:https://www.kobe-port-tower.com/
※販売情報等の詳細は、神戸ポートタワー公式HPにて随時公表いたします。