新時代のサウナブームを牽引 – 「ROKU SAUNA 聖蹟桜ヶ丘店」のオープンと日本サウナ文化の展望
日本のサウナ文化は、1957年に東京・銀座の「東京温泉」で始まり、1964年の東京オリンピックをきっかけに一気に普及しました。80年代には健康ランドやスーパー銭湯の登場で第2次サウナブームが到来し、現在は第3次サウナブームとして再び盛り上がりを見せています。このブームは、タナカカツキさんのマンガ『サ道』のドラマ化や、SNS上でのインフルエンサーの影響が大きく、サウナ文化が多様化してきています。
新型コロナウイルスの流行により一時的に施設が利用できなくなる中、人々はソロ活動としてサウナを楽しむようになりました。サウナ後の食事「サ飯」やサウナを目的とした旅行「サ旅」など、サウナを中心とした新しいライフスタイル「サ活」が生まれ、日本独自の文化として定着しています。
株式会社ROKUは、2024年3月に聖蹟桜ヶ丘の新設商業施設「サクテラスモール」内に「ROKU SAUNA 聖蹟桜ヶ丘店」をオープンします。この新店舗は、顧客の声を反映し、施設の設備を大幅にアップデートしています。特徴としては、水風呂付きの部屋や大人数で楽しめるプレミアムルームの導入、非対面・非接触で利用可能な完全個室のプライベートサウナ、セルフロウリュ可能な本場フィンランド式サウナストーブの設置、アロマオイルの無料レンタルやBGM、照明のカスタマイズが可能となっています。
2024年3月1日のグランドオープンに先立ち、クラウドファンディングプラットフォーム「うぶごえ」を利用したプレオープンを実施します。限定された数のお得なポイントや予約権が提供されます。
一方で、銭湯やサウナ施設の廃業が続いており、エネルギーコストの増加や人件費の上昇が原因です。特に銭湯は料金統制のために値上げが困難であり、温浴業界全体が厳しい状況にあります。これらの背景を踏まえた上で、「ROKU SAUNA 聖蹟桜ヶ丘店」の開業は、新しい時代のサウナ文化を反映
する重要な一歩と言えるでしょう。この新店舗は、現代のサウナファンにとって魅力的な空間を提供し、サウナ文化のさらなる発展に貢献することが期待されます。また、サウナ業界全体の課題にも光を当て、今後の業界発展に向けた新たな動きが求められています。
サウナ文化の多様化と共に、日本におけるサウナ施設の役割も変化しています。一時的な流行を超え、生活の一部として定着し始めているサウナは、今後も多くの人々に愛され続けるでしょう。個室サウナ「ROKU SAUNA」のような新しい形のサウナ施設が登場することで、サウナ文化はより豊かで多様なものになっていくはずです。サウナを取り巻く環境は変わりつつありますが、その中で新たな魅力を見出し、発展していくことが期待されます。以下、株式会社ROKUのプレスリリースから店舗概要と画像を引用。
<「ROKU SAUNA 聖蹟桜ヶ丘店」店舗概要>
▼店舗名 :ROKU SAUNA(ロクサウナ)聖蹟桜ヶ丘店
▼住 所 :〒206-0011 東京都多摩市関戸1丁目20−2 サクテラスモール 1F
▼アクセス:京王線「聖蹟桜ヶ丘駅」徒歩5分
※敷地内有料駐輪場あり(自転車=49台、バイク=6台)
※近隣有料駐車場あり
▼営業時間:7:20~23:00 (最終入室)金土祝祭日〜3:00(最終入室)
▼公式予約サイト:https://book.rokusauna.com/