ブックオフ武蔵小金井店:フリマアプリに対抗する新形態のリユースショッピング
皆さんはフリマアプリを使用されたことがありますか?私はたまに利用しています。販売したこともありますし購入したこともあります。販売について話をするとリユースショップでは1円で引き取られるようなものも直接需要と向き合うことで販売額は大幅にひきあがります。そういった背景からリユース市場は現在フリマアプリを中心に動き始めています。この傾向はコロナ前から顕著に現れていたものの、コロナ禍で外出ができない時期にも自宅で売り買いができたことでリユース店舗が辛酸をなめさせられた時期がここ数年ありました。
その影響を大きく受けたのが業界最大手のブックオフグループ。しかし、実際はブックオフグループホールディングスの業績は長期的に見て安定した成長を遂げています。特に1999年から2010年にかけては売上高が急速に拡大し、その後も一般的に増加傾向にあります。成長率は当初非常に高かったものの、次第に減速しています。この点は、市場の成熟や競争環境の変化が影響している可能性が考えられます。
一方で、短期的な変動も見られます。例えば、2015年には売上高が6.1%減少していますが、その後再度増加しています。特に、2023年の売上高は前年比で11.3%増となっており、この年は特に良い業績を上げたと言えます。営業益、経常益、最終益などの利益指標も全体的には良好です。2020年から2023年まで、営業益と経常益は増加しています。最終益に関しては、2022年と2023年の間で大幅に増加していますが、2024年の予測では大幅な減少が見込まれています。この背景にはコロナ禍で退店した店舗の特別損失が計上されるからだともくされています。
しかし、多方で同社はスクラップだけではなく新店も出店を予定しています。今回はそんな新店のニュースになります。2023年10月6日に、東京都小金井市で新しくオープンした「BOOKOFF 武蔵小金井店」は、ブックオフコーポレーション株式会社が運営する最新のリユースショップです。この店舗は小金井市での初出店となり、約250坪の広大な敷地を有しています。
多様な商品が取り揃えられており、本、CD、DVD、ゲームソフトはもちろん、トレーディングカードや戦隊ヒーローなどの人気キャラクターのおもちゃ、プラレール、トミカ、鉄道模型、ミニカー、プラモデルといったホビー商品が揃っています。また、アニメグッズやアナログレコードも豊富にストックされています。
店内には、特に注目すべきはトレカ対戦スペースが設けられている点です。64席もの座席が用意され、お客様同士が自由にカードゲームを楽しむことができます。
この新しい店舗は、ただのショッピングスポットを超え、訪れる人々に多くの驚きと発見を提供する場となっています。様々な商品が一堂に会し、そしてトレカ対戦スペースという新しいコミュニケーションの場を提供することで、来店者は懐かしさや新しさ、そしてわくわくする瞬間を体験できるでしょう。フリマアプリではできない体験を店舗で提供することで店舗にいく意味をあたえ、ことを販売する姿勢が今後のブックオフグループの店舗展開に大きく影響をあたえるのではないでしょうか?今後の展開に注目です。以下、ブックオフグループホールディングス株式会社のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
■「BOOKOFF武蔵小金井店」店舗概要
販売/買取取扱商品:
本、CD・DVD・ゲーム、レコード、トレーディングカード・おもちゃ・アニメグッズ・フィギュア、スマートフォンなど。
※トレーディングカード対戦スペース完備(64席)
売場面積:約250坪
所在地 :東京都小金井市貫井北町 2-11-3
オープン:2023年10月6日(金)午前10:00
営業時間:10:00~22:00