新しい高みへ:株式会社ロピアの独特な戦略とその成長
ここ10年くらいで急激な成長を遂げ、精肉店舗といえばロピアという地位を築いた株式会社ロピア(以下ロピア)の食生活♥♥ロピア。ロピアはその独特な事業モデルで業界をリードしています。各売場の主任が裁量権を持つことで、専門性と実行力が発揮され、それぞれの顧客ニーズが直接反映されます。この戦略はロピアの大規模な目標である、2031年度のグループ売上2兆円を達成するための重要な一歩です。
創業は1971年。神奈川県の一精肉店から始まり、関東から九州、さらに台湾まで店舗網を広げています。名前が示すとおり、ロピアのミッションは「ロープライスユートピア」の提供です。これは生鮮食品を中心に独自ブランド商品の開発、そして独特なコイン式のショッピングカートや現金主義といった特色によって実現されています。
その躍進は1996年の社名変更以降、順調に加速。1997年には新業態店を展開し、東京都内への進出を果たしました。そして、2020年からは近畿地方、茨城県、京都府へ。2022年には初めて中部地方へ進出し、山梨県を追加。2023年には台湾の台中市への出店、さらには九州・福岡市へと足を延ばしました。
ロピアの出店戦略は地域の一等地への出店に焦点を当てています。特筆すべきは、地域の主導的立地であれば空中階でも出店を行うという点です。最新の福岡店舗はヨドバシカメラの上層階に出店し、次の仙台店舗も同様の戦略を用いる予定です。仙台での新店舗は8月下旬にオープン予定で、立地の優位性を最大限に活かし、ロピアのファンを増やすことを期待しています。以下、株式会社ヨドバシ建物のプレスリリースから画像を引用。
店名:食生活♥♥ロピア
出店予定地:ヨドバシ仙台第2ビル3階
開業予定:8月下旬オープン