オーケーが銀座に出店
いいものを適正価格で。この方針を持つ企業で日本で成長したのがユニクロ。同じコンセプトで生鮮で成長したのがオーケー。オーケーは関東近郊の方々にはある程度馴染み深いスーパーではありますが、まだ2023年時点で関東しか展開を行っていないスーパー。
オーケー株式会社は、1958年に岡永商店の小売部門として創業し、その後1967年に独立しました。1971年には東京スーパーマーケットを買収、1975年には無人スーパーの実験店舗を開店しましたが、これは来店客には不評であり短期間で従来形式へ改装されました。その後1986年にはアメリカのウォルマートを手本に「EDLP」(Everyday Low Price = 毎日安い)と呼ばれる価格戦略を取り入れました。
2004年には消費税の税込価格の総額表示が義務付けられた際、オーケーでは本体価格に加え、税込価格を銭単位まで表記する独自の表示方式を採用しました。また、他のスーパーマーケットが深夜営業や24時間営業の店舗を増やす中、2008年には地球温暖化防止のため営業時間を規制して短縮しました。2016年には本社を神奈川県横浜市西区みなとみらいへ移転し、新たな旗艦店となる「オーケーディスカウント・センターみなとみらい店」を開設しました。その後、2021年には関西進出を発表し、2024年前半に関西第1号店となる旗艦店の開設を予定しています。
そのオーケーが企業コンセプトが近い株式会社ファーストリテイリングとの関係でマロニエゲート銀座2のB1およびB2に売り場面積600坪で出店。注目度の高い銀座という立地で業務用販売および地域住民、勤務者に対して店舗を展開する。オーケーの基本方針となる以下の事項についても銀座であっても忠実に守って出店するとのこと。
オーケーでは、品質と価値を重視した商品選びが行われており、特売日として毎日を捉える独自のポリシーが採用されています。その一環として、新商品や値下げ商品の情報は毎週月曜日に公開されています。さらに、他の店舗よりも高価な商品が見つかった場合、オーケーはその商品の値下げを約束し、地域で最も安い価格を目指しています。
競合店の商品価格がオーケーのそれより高い場合、オーケーは商品を値下げし、「競合店に対抗して値下げしました」という表示を付けることで、顧客が損をすることなく購入できる環境を提供しています。特に生鮮食品については、鮮度と品質が重視され、さらに価格の安さが訴求されています。さらに、仕入れ価格が下がった商品や特別に買い付けた商品は、「更にお買徳」と「特別提供品」の表示が付けられ、顧客に提供されています。
創業の礎となった岡永商店は日本橋の酒卸。晴れて銀座に戻ったかたちになる出店となる今回の出店。銀座の顧客に受け入れられるか?今後注目が集まる。以下、株式オーケーのプレスリリースから画像を引用。