三陽商会の新業態がジ アウトレット湘南平塚にOPEN
商業施設関連のニュースサイトを運営しておりますが情報のソースは3つあります。1つは各社がメディアに配信するプレスリリース、もうひとつは直接インタビューをおこなうこと、そして最後が直接投げ込みをしてもらうプレスリリースになります。最後の直接投げ込みですが多くはプレスリリース代行を行うPR会社が主に行うものですが、粘り強く、しっかりと自社で徹底して行う企業があります。株式会社三陽商会です。同社は1970年にバーバリー社とライセンス契約を結び、40年を超える期間日本におけるバーバリーのブランドを育成し、成長させ続けてきました。しかしご存知の通り2015年6月末で契約が終了し、そこから売上は明らかに減少していきました。
その後組織変更やマッキントッシュフィロソフィーなどのブランド育成を行い続けてきました。ほぼ毎週新しいアクションを起こし、プレスリリースを細かく配信されていました。その結果として2023年2月期に売上利益ともに増収増益のV字回復を成し遂げることができました。過去5年の財務情報を見ると2020年2月から2022年2月まで、売上高が減少し、営業損失が発生。この期間の営業損失は、2021年2月にピークに達しました。自己資本比率は2021年2月から2023年2月まで向上していますが、有利子負債倍率も同時期に増加しています。これは、会社の負債が増加していることを示しています。ただし、2023年2月の決算データでは、売上高が前年比で大幅に増加し、営業利益も黒字に転換しています。これは、業績の改善に成功していることを示唆しています。同時に2024年2月の予想データでは、売上高や営業利益などの主要指標がさらに向上する見込みとしています。同社が今後も成長を続ける可能性があることを示していることにもなります。
今後も回復を続けるためには継続的にブランドの育成による1店舗あたりの売上の最大化と継続的な出店が課題となります。そんな株式会社三陽商会の新業態店舗が話題のジアウトレット平塚でデビュー。これまで直営のアウトレットストアは「SANYO G&B OUTLET(サンヨージーアンドビーアウトレット)」という名称で展開されていましたが、今回新業態として店名を「SANYO Outlet STORE」に変更し出発。商業施設への出店は「ジ アウトレット湘南平塚」が初。「SANYO Outlet STORE」になり店内デザインを一新し、環境配慮型の店舗に生まれ変わったとのこと。店舗デザインはホワイト・ブルー・グレーをアイデンティティカラー。シンプルでナチュラルな什器を使用し、ブランドそれぞれの個性を引き立てる洗練された雰囲気の店装。リサイクル活動にも寄与し、年間を通じて、お客さまの不用になった三陽商会製品を回収するリサイクルボックスを設置。ハンガーはFSC認証ハンガーの使用。
店舗が増えればメーカーアウトレットの商品も増加する。その増加した商品を廃棄することなくアウトレットで消化し、適切な3R活動を行うことも今後のすべての企業に求められている企業活動。株式会社三陽商会の今後の攻めの展開に期待です。以下、株式会社三陽商会のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
「SANYO Outlet STORE」店舗概要
店舗名:SANYO Outlet STORE 湘南平塚店(サンヨー・アウトレットストア 湘南平塚店)
オープン日 :2023 年4月28 日(金)
所在地 :神奈川県平塚市大神 字一之堰605 区画1108 ジ アウトレット湘南平塚 1 階
営業時間 :10:00~20:00 ※施設に準じます
展開ブランド(ウィメンズ):
「BLUE LABEL CRESTBRIDGE(ブルーレーベル・クレストブリッジ)」
「MACKINTOSH LONDON (マッキントッシュ ロンドン)」
「Paul Stuart (ポール・スチュアート)」
「AMACA(アマカ)」
「EVEX by KRIZIA(エヴェックス バイ クリツィア)」
「TO BE CHIC(トゥー ビー シック)」
「TRANS WORK(トランスワーク)」
展開ブランド(メンズ)
「BLACK LABEL CRESTBRIDGE (ブラックレーベル・クレストブリッジ)」
「MACKINTOSH LONDON (マッキントッシュ ロンドン)」
「Paul Stuart (ポール・スチュアート)」
「THE SCOTCH HOUSE (ザ・スコッチハウス)」