アダストリアの急成長ブランドEluraが新店を2店舗出店
マーケティングの切り口は様々な方面から切り込むことができます。例えば機能系のTシャツで速乾性のものであれば売る相手に対してコピーを変更することで新たな切り口を与えることができます。外でハードな仕事に取り組むヒトに、営業で外回りが多い人に、汗かきな人にそれぞれ別のキャッチコピーを用意してあげれば売り方はその分だけ増えていきます。言うのは簡単なんですがこれを上手に展開しているブランドがあります。株式会社アダストリアのブランドElura(エルーラ)。このブランドのコンセプトは「私が私を好きでいるために。いくつになっても、自分らしく、女性らしく」。ブランド名は「A Rule」の逆読みに由来。「ルールではなく。私のルール。いくつになっても、自分らしく、女性らしく。」という意味を込めて名付けられているとのこと。
このEluraの凄みはマーケティングの強み。アパレル販売の切り口を化粧品のように「大人女性の悩みに効く」に設定されておりこれまでヒット商品を数多く出されている点。女性ならではの悩みを洋服を着ることでカバーしたり、美しくみせたりすることが出来るというソリューションを販売していると言っても良いほど大人の女性の悩みを熟知し、対処されている。背中、お尻、二の腕そして腰回りが同ブランドの洋服を着ることでよりスタイリッシュに見せることが出来るという商品を販売されている。
スタイルでのカバーだけではなく、機能性の高い素材のアパレルや152cm前後の顧客層向けのラインとなるエルコトナの販売もされている。小柄な女性が美しく見える丈感とデザインに拘ったブランドとのこと。身長が低めの女性は洋服を買うところが限られていることから、ビジネス的には商機があるマーケットゾーンにもなる。
同ブランドの取り組みの特徴的なサービスがパーソナルスタイリングサービス。美容室のように予約して事前アンケートをもとにスタイリングを無料でおこなうというもの。商品を使ってソリューションを提案するというもの。なんでこんなサービスができるのか同ブランドのプレスご担当者にお話をうかがったところ、Eluraのコア人材がターゲット層と重なっているとのこと。株式会社アダストリアがまだ株式会社ポイントだった時代にローリーズファームやジーナシスを育てた人材がこのブランドに深く関わっているとのことでした。組織は人でもつを地で行くブランドがElura。
ターゲット層の40−50の女性に刺さり2019年にブランドがスタートし、当初期はグローバルワークの中でコーナー展開を経て、2020年に店舗出店して以来、店舗は拡大し続けている状況。2022年4月現在17店舗を展開されており今回更に2店舗の商業施設に出店となる。Elura八重洲ヤエチカ店およびElura アトレ川崎店となるが2店舗ともにエリア初出店ということもあり期待がかかる。以下、株式会社アダストリアのプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
■店舗情報
●Elura八重洲ヤエチカ店(2023年4月21日OPEN)
住所:104-0028 東京都中央区八重洲2-1八重洲地下街B1F
電話:03-3527-9364 / 営業時間:10:00~21:00●Elura アトレ川崎店(2023年4月28日OPEN)
住所:〒210‐0007 神奈川県川崎市川崎区駅前本町 26-1アトレ川崎4F
電話:044-589-7128 / 営業時間:10:00~21:00