アコルデ代々木上原リニューアル
東京には複数の高級住宅街といものが存在します。その中でも戸建てが比較的多く、坪単価で300万以上の宅地が多いのが渋谷、目黒、世田谷。世田谷区はその名前のとおり元々は台地の間に小川が流れそこが谷になっていた村。そのお隣の渋谷区は複数の村が合併してできた山だった場所。それらがなぜ今のような高級住宅街になっていったかというと昭和のはじめに電鉄が開通し徐々に住宅街が広がり、高台を高級住宅街として売り出したことが今までつながってきています。その中でも面白いのが代々木上原。代々木上原はもともと維新三傑と呼ばれ長州藩出身の木戸孝允が明治時代に所有した農園から端を発している。
木戸孝允の農園の所有者が移り変わる中で)一部を和風庭園を主とした 当時の遊覧施設「大山園」が生まれこの大山という名前が現在の渋谷区大山町の由来となっている。その大山園はその後に紀州徳川家の当主で実業家であった徳川頼倫の所有となりそれが由来で大山町を徳川山といまでも呼ばれてもいる。この大山町の公示地価は過去10年で34,8%も増加している地区でもあるが、渋谷区の規制で150平米以下の建物が建てられない。超高級住宅街として知る人ぞ知る地区と現在ではなっている。この大山町の人々が使う駅が代々木上原。今回は代々木上原駅の商業施設のリニューアルについてお伝えします。
代々木上原駅のユーザーのある程度の層が富裕層ということもありその他の町の駅ビルに求められるニーズである利便性が求められていない駅ビルとも言える。株式会社小田急SCディベロップメントが運営する代々木上原駅高架下の商業施設「アコルデ代々木上原」は開業30周年ということで12年ぶりの大規模リニューアルを実施。7月のグランドオープンに向け新規7店舗合計15店舗が新装し開店する。コンセプトは「駅とつながる・街とつながる・通りとつながる」とされているが、洗練された雰囲気が漂う代々木上原の街にふさわしい上質な店舗を誘致したとしている。大人の蕎麦呑み処蕎麦うえはら、梅丘すしの美登里の新業態、すしの美登里旬、韓国料理KollaBoなどの外食店舗が3月から4月末にかけて随時オープン。食物販、生鮮も自然食品F&Fが4月末に新規オープンそしてカルディコーヒーファームが移転増床オープンしている。
駅の高架下、駅ビルに普通だったら入るドラッグや生鮮そして服飾雑貨などは一切入らずすべて食関連の施設(1店舗のみ青花)として代々木上原の住民に愛されているアコルデ代々木上原。地域の住民のニーズにあったMDで今後も支持を受ける施設として君臨していくことになるのではないでしょうか?以下、株式会社小田急SCディベロップメントのプレスリリースから画像を引用。