マザーハウスの新業態が秋葉原にオープン
だれもが考えるけど、だれもがやらなかった業態というものがあります。今回のニュースで取り上げるのは株式会社マザーハウスの最後の一品店。その名前のとおり全国の売り場で残りわずかになった同社の商品が集まるショップ。最後の1品になったときに店頭でその商品の扱いをどうするか?というときに大きく分けて3択になります。マークダウンして売り切ることで在庫を回転させて在庫をフレッシュな状態に維持すること。もう一つがマークダウンせず最後の1品を押して売る。最後が返品や倉庫に戻すなどで売らずに売り場をあけるという手段。
この新業態はそれらを全部まとめ上げた業態。店頭の売り場をフレッシュに維持することができ、倉庫に戻すことなく販売機会を逃さず最後の一品店に商品を送られる。マークダウンもする必要がなく利益もちゃんと確保できる。一石三鳥くらいのメリットのある業態です。最後の1品だからといって簡単にセールせず、プレミア性を打ち出すことは良いマーケティングなのではないでしょうか?
同社は今回の店舗のコンセプトを「モノのつくり手として、最後のひとつまで責任を持ってお届けしたい」としています。企業メッセージとしては美しいメッセージではないかと思います。商品自体は秋葉原に足を運ぶ必要がなく、LINEやインスタグラムで発信し、電話で取り置き・問い合せが可能とのこと。この業態の事業プラットフォームは10店舗くらい店舗を展開している物販店舗であればどこでもできる業態なのではないかと思います。
場所は正直なくても良いかなとも思います。ラインとインスタグラムだけで倉庫から発信しても十分いける販売方法なのではないでしょうか?これが広まることで無駄な廃棄がなくなり、適正な価格で適切な人の手に商品が渡るという素晴らしいモデルなのではないかなと思わされました。今後の株式会社マザーハウスの動向に注目です。以下、同社のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
店名:マザーハウス 最後の一品店。
住所:東京都台東区台東1-10-6 サワビル1F
電話:03-6806-0987
営業時間:12:00-20:00
(日曜日は19:00までの営業となります)
(平日14時~15時は、昼休憩のためお休みいたします)
定休日:月・火
取り扱い商品:バッグ、革小物、アパレル、ストール、ジュエリー【Instagram】ユーザーネーム:@saigono_ippinten
https://instagram.com/saigono_ippinten【LINE公式アカウント】アカウント名:MOTHERHOUSE 最後の一品店。
https://lin.ee/DIiyJ6f