平塚が再び輝くリニューアル
コロナで人の動きが大きく変わりました。これまで注目されていなかった場所に注目が集まるようになったりしています。不動産サイトや不動産会社各社が行っている住みたい街ランキングでそれはよくわかります。これまで注目されていなかったベッドタウンが急に注目されるようになったのが2020年以降。その最たる例が2020年英国のライフスタイル雑誌モノクルで世界のベストスモールシティ25で第25位に選ばれたのが茅ヶ崎市。今回はそのお隣の平塚市の商業施設についてのニュースです。
平塚市も茅ヶ崎市に負けず劣らずで住みたい街ランキング、買って住みたい街ランキング、住みよさランキングで上位入賞する街です。この平塚市はその成り立ちが実は面白い街でもあります。徳川家康が江戸に入府する際に途中で別荘として建てた中原御殿が平塚市にあり、その中原御殿は平塚から江戸城虎ノ門を結んだ中原街道の起点となっています。以降、東海道五十三次の宿場町として栄え、明治に入ってからは鉄道が開通し、平塚駅を中心に街が栄えるようになっていきました。昭和に入りその利便性から平塚には大企業の工場が多く建てられていきました。その1つが日産車体工場。その湘南第一工場の跡地に2016年に開発されたのが「ららシティ湘南平塚」。
分譲マンション、分譲住宅地、病院等とともに整備され、施設に面する道路と公園2つの命名権を得て、ららぽーとという名前を平塚に刻んだ。今度関西にできるららぽーと大阪門真では新しいモノレールの駅が開発されるが、このららぽーと湘南平塚では駅と施設を結ぶバスの新規路線が開業時に開通した。このららぽーと、できてから7年目を迎え初めてのリニューアルを行うことになったという。リニューアルは一斉リニューアルではなく、3月17日から順次オープンとなる。目玉はフードコートのリニューアル、新店誘致および子どもたちが遊べるゾーンの新設。
フードコートではボックスシート、小上がり席を新設し子供がいる家族により使いやすい空間に進化。フードコート内のベビーケアルームも新設し、授乳やおむつ替えができるようになった。フードコートのコンテンツも一新し、牛角焼肉食堂や札幌みその一期一会そして時雨製麺所がオープンする。新店はトレンド性の高い店舗としてユナイテッドアローズの新業態CITEN、ABC-MART GRAND STAGEやポロラルフローレンがオープン。ファミリー向けの店舗もあり、保育資格保有者がいる遊び場所スキッズガーデンなどがオープンする。あわせて施設の外周部分の共用スペースを子どもたちが安心して楽しく遊べる明るい遊び場を新設する。
オーバーストア気味な神奈川県西部のあらたな商業のコアとして、このリニューアルを機会にららぽーと平塚湘南がこれまで以上に市民の方々に必要とされる空間になるのではないでしょうか?以下、三井不動産株式会社のプレスリリースから画像を引用。