再活性するフードコート
商業施設のフードコートはコロナ禍を超えてまた盛況しはじめている。3密を避けてくださいとどこかの知事が声高らかに叫んでいた時期、商業施設のフードコートは閑散としており、辛酸を嘗める状況が続いていたがここに来て客足は戻ってきている。コロナ禍を超えたのかもしれないとも感じさせてくれる状況。人は集まり、語らい、笑顔でご飯を食べることで幸せを感じる生き物なのかもしれない。このタイミングでまたフードコートを集客装置の1つとして捉え、積極的にデベロッパーは開発していくことになるだろう。この春オープンするイオンモール豊川にも周辺住民が集まり、賑わうフードコートが生まれるそうだ。その中の1店舗が株式会社晃商の新業態、韓国食堂 ソウルフルキッチン。韓国食堂 ソウルフルキッチンはフードコート業態の1号店となる。
そもそも2021年に同社がオープンした韓잔(ハンザン)は複数名の韓国出身スタッフがメニュー開発した熟成豚のサムギョプサルやヤンニョムチキンなどを提供し、高い評価を得ているとのこと。今回は同じスタッフがフードコートのためにメニューを開発しているとのこと。同社はこれまでファミリー層向けの飲食店を展開してきたが、今回は女性層や若年層をターゲットに新たなフードコートブランド創設を狙う。
韓国料理といえば何をイメージするだろうか?キムチ・焼き肉・辛いというのが一般的なイメージだと思う。私自身も韓国に行くまではそう思っていたが、実際に韓国料理は魚料理、鍋料理と幅広く、味もマイルドなやさしい味のものもある。今から20年くらい前に東京の大塚駅前の焼肉屋でお酒を飲んでいたときにそこのオモニ(韓国語でお母さん)から下戸の私にそっと出されたきゅうりの千切りがはいった酎ハイは目からウロコだった。日本で割り物のお酒を飲んでもこんなものは出てくることがない。日本と韓国は隣同士だが食文化の成り立ちが違うのでアプローチが全く異なる。韓国料理を嗜むことは食を通じた異文化体験なのではないかと思わされる。
今回、韓国食堂 ソウルフルキッチンでは「ヤンニョムチキン」「スンドゥブチゲ」「チャジャン麺」などの定番韓国料理から、賞味期限1分の「キンパ」や「ホットック」など軽食まで幅広いメニューを提供するとのこと。ビビンパなどではないところがまた良い。ターゲットに寄り添い、ターゲットが喜びそうなメニューで豊川の周辺住民から愛される店舗になるのではないか期待する。株式会社晃商のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
【店舗概要】
名称:韓国食堂 ソウルフルキッチン イオンモール豊川店
所在地:愛知県豊川市白鳥町兎足1-16 イオンモール豊川 3階フードコート内
営業時間:イオンモール 豊川 専門店営業時間に準ずる
10:00~21:00(4/10(月)以降)
9:00~21:00(4/4(火)~9(日))【会社概要】
会社名:株式会社晃商
本社所在地:京都府京都市東山区宮川筋1丁目221
代表者:代表取締役社長 新井義淳
資本金:3,000万円
事業内容:エンターテインメント事業「スーパードーム」他
飲食事業「焼肉の名門 天壇」他
温浴/レジャー事業「癒しの里 名張の湯」
次世代事業「名張シティファーム」