ベイクルーズのパン屋さん新店オープン
朝はパン派ですか?ご飯派ですか?私はシリアル派です。パンの消費にこのところ大きな波が訪れています。直近で家計における食パン消費量が増えているのです。食パンの家計における平均支出金額は9,912円(総務省統計局家計調査2019年)だったところが、コロナ禍になり2020年には10,327円(総務省統計局家計調査 2020年)まで増加しています。そもそも日本にパンが来たのはいつからなのか?これはパンという名前にも関係しています。パンはポルトガル語に由来しています。1543年(天文12年)種子島に1隻の中国船が漂着したときに乗っていたポルトガル人により火縄式鉄砲が伝えられましたが、それと同時にパンも伝来されました。しかし!江戸幕府の鎖国により出島だけはパンは作れたのですが、それ以外の日本でパンを作ることは禁止されました。
その後日本国内でパンが作られるようになったのは明治時代から。脱亜入欧、和魂洋才で欧米風の生活様式を一挙に取り入れた時期。ドイツ式のパン製造法、アメリカ式の菓子パン製造法がどんどん日本に入り大正時代以降日本社会に浸透していきました。日本で初めてパン屋さんをスタートしたと言われているのが現在の横浜本牧地区の「ウチキパン」と言われています。ウチキパンはもともとイギリス人のクラークさん「ヨコハマベーカリー宇千喜商店」はイギリス方式のパン製造を使われていました。パンの製造方法は複数あります。ドイツパンは、原料にライ麦と小麦を使います。ライ麦にはグルテンが含まれておらず、ライ麦だけではパンは膨らみにくいので、小麦を混ぜて使います。フランスパンやイギリスパンは小麦粉と水、塩、パン酵母。
フランスパンはイギリスパンやドイツパンと異なり、デレクという政令によってパンの条件が決められていて、ドウ・リーブル(Deux-Livres) 、パリジャン(Parisien) 、バゲット(Baguette) 、バタール(Batard)、エピー(Épi)、フィッセル(Ficelle) 、ブール(Boule)、クーペ(Coupe) 、フォンデュ(Fendu) 50g 、タバチェ(Tabatiere) 、シャンピニオン(Champignon)などは重さと長さが決まっているとのこと。意外とフランスパンってルールが多いんです。そのフランスパンの店舗が新たに世田谷区等々力にOPEN。株式会社ベイクルーズの フレンチスタイルのブーランジェリー店舗RITUEL(リチュエル)の3店舗目。これまで伊勢丹の中、新宿ルミネノの中で出店されていましたが今回は高級住宅街に出店。
RITUEL創業当時からの原点であるフランスの古き良き製パン技術をベースに、20種類以上の小麦粉を使用。自家製酵母、低温長時間発酵を取り入れ、素材と技術・製法それぞれに温故知新の融合をもたらすパンを提供するとのこと。等々力店では、20種類以上の小麦粉と自家製酵母を使用したハード系パンが多数登場。小麦それぞれの特性を活かしながら、18時間以上低温でじっくりと発酵することで、小麦の旨味が引き立つ味わいに仕上げたとのこと。株式会社ベイクルーズの多角化はこれまでも定評がありましたが、今回は住宅街出店という挑戦がどういう結果になっていくのか?成功すれば今後の出店計画にさらなる広がりが出るのではないでしょうか?以下、株式会社ベイクルーズのプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
新店舗情報店舗名: RITUEL 等々力店住所: 〒158-0082 東京都世田谷区等々力7-4-19TEL: 03-5752-0666営業時間: 9:00~20:00オープン日: 2022年12月9日(金)URL: https://www.flavorworks.co.jp/brand/rituel.html