地域密着型商業施設に必要なMDとは
商業施設に教室が入るとあちゃー。この施設リーシングに相当困っているんだなと勝手に勘ぐる時期がありました。でも、今やそういう時代ではないのだと再認識させられています。コロナ禍以降の商業施設の役割っていうのは、はっきり2つにわけられており1つは非日常の商業施設ともう1つは日常の商業施設。後者の日常の商業施設には教室とメディカルモールが必須のような状況です。地域の一番店、一番商業施設になるためには毎日通ってもらう、定期的に通ってもらう仕掛けが必要になります。そのためには教室はうってつけな装置なのです。
子供を塾や教室に送る際に前後の時間で食品を購入してもらえる。病院に通うときに帰りに食品を購入してもらえる、なにか買い物をしてもらえると思うと教室や病院は大切なマーチャンダイジング。逆に言えばこれらのMDが入店していない商業施設はハードな選択を行っている商業施設で、非日常の商業施設として名だたる商業施設とポジショニング争いを続けなければなりません。こういった商業施設は今後淘汰され、強い商業施設のみが勝ち残ることになると思われます。売り場面積が広い、ニッチな商材を扱う店舗が揃っている商業施設など競争優位のポジショニングを得られる商業施設のみが非日常の商業施設では勝ち残れます。
今回、セイハネットワーク株式会社の最近力をいれられているブランドそろばん教室88くんがららぽーと海老名に開校。セイハネットワークはもともとセイハ英語教室を主体にさまざまな教室業態を運営するメガお教室企業。現在、全国で約1,200の教室を運営し、約82,000⼈の⽣徒が通う一大市場を開拓している企業です。その同社が最近では少人数制のそろばん教室に力を入れ全国のイオン系の商業施設を始めとするスーパーを核にする商業施設に精力的に出店されています。今回はららぽーとへの出店。ららぽーと海老名が地域の地域密着型商業施設へと舵を切った瞬間になるのではないかと思わされました。今後のららぽーと海老名の動きに注視しつつ、セイハネットワーク株式会社が82,000の生徒そしてその家族へのアクセスをつかって今後どのような展開を行っていくのか楽しみにしています。以下、セイハネットワーク株式会社のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
そろばん教室88くん ららぽーと海老名教室
所在地:〒243-0482 神奈川県海老名市扇町13-1 3F
開校日:2023年1月
開講曜日:月・水・木・金・土・日
開講時間:10:00~19:00(平日:14:00~19:00、土:10:00~19:00)
入会受付:2022年12月31日まで
受付時間:10:00~18:00実施中
キャンペーン会場:3Fアカチャンホンポ様前(~12/8)、1F無印良品様前(12/9~12/25)
新規開校特典:入会金無料(通常11,000円) 、今年度教材費無料(通常10,230円→7,700円)、オリジナルグッズプレゼント