和カフェブームじわり
万人に受けるものとそうでないものというのは存在している。そうでないものの中でも割と多くの人から支持されるが全体には支持されないものもある。本日のニュースは和カフェ、和スイーツという分野について。和カフェという業態は意外と古くからあるものの初めて全国展開まで広げたのが株式会社 七葉のnana’s green tea(ナナズグリーンティー)。日本全国で80店舗以上、海外でも十数店舗を展開している。これまでは同社の独壇場のマーケットであったが昨今、ナショナルチェーンを展開する企業が続々と参加していっている。株式会社コメダがおかげ庵という名称で全国で11店舗その殆どが愛知県で展開。本日新店でご紹介する株式会社プロントコーポレーションの和カフェTSUMUGIも11店舗(今度の新店で12店舗目)を展開している。
なぜ昨今和カフェ業態が増えているのか?その背景としてカフェ・喫茶がオーバーストア気味になっていることやコロナでカフェにたまることや、カフェで時間を過ごすことが少なくなってきたという背景もあると思われる。しかし、後者のニューノーマルについては幻想で最近どこのカフェに午後行ってもコロナ前のようにミセスたちが集まっておしゃべりをされているところをみると、カフェ・喫茶事業が飽和点を迎えているのだろうと思われる。スターバックスにサードウェーブが続々と出店し、これ以上カフェ事業の店舗を増やしても戦える場所が少なくなりすぎている。それであれば、目先を変えた業態での展開をということで伸びているのではないだろうか?
同時にインスタ映えする緑の抹茶色というのも一つ影響しているように思われる。インスタ文化というのは厄介なもので見栄えさえよければいいというのはいかがなものかと思うが、それで集客できるのであれば見栄えのいいものをこれでもかと作れば良い。和カフェのメニューは総じて見た目の良いものが多く、インスタユーザーに刺さるルックスのものが多い。
しかしながら、和カフェは商業施設においてはメインフロアには配置しずらいMD。メインの顧客には刺さりずらいMDだが、和カフェ目的の顧客をある程度集客できるので、中層階、上層階などへの出店が現状多く見られる。今回の株式会社プロントコーポレーションの和カフェTSUMUGIも多分に漏れず中層階への出店となる。おそらくTSUMUGIのファンを獲得し、より多くの顧客を中層階に集客して行くのだろうと思われる。以下、株式会社プロントコーポレーションのプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
■店舗名 「和カフェ Tsumugi 二子玉川ライズ店」
■所在地 東京都世田谷区玉川2-21-1
二子玉川ライズ・ショッピングセンター・タウンフロント 6F
■店舗規模 64席
■営業時間 10:00~20:00(施設に準ずる)
■定休日 無休(施設に準ずる)