伸びているストレッチ業態店舗に新店登場
リラクゼーション業態がグレイということは周知の事実。法的にマッサージという言葉をつかっていいのは、国家資格のあん摩マッサージ指圧師と理学療法士のみ。それ以外はマッサージと言う言葉は法的に使用することができません。そのためマッサージに準ずるサービスを行う業態の場合リラクゼーションマッサージやリラクゼーションという言葉を使用してマッサージを彷彿させる言葉を使用します。コンプライアンス的にリラクゼーションはマッサージという局面においてはグレイという判断になってしまうので、どれだけ多店舗展開を行ってもリラクゼーション業態での上場することはできません。
では、最近流行しているストレッチはどうか?ストレッチに関する国家資格というものは存在おらず敢えて近い国家資格はというと理学療法士と柔道整復師の資格になりますが100%ストレッチにフィットしているかというとそうとも言い切れません。そこでスポーツトレーナーの資格はどうかというと現状では国家資格ではなく、文科省の下部組織であるスポーツ庁の関連で公益財団法人 日本スポーツ協会が認定するメディカル・コンディショニング資格の公認アスレティックトレーナーというものがあります。ですので、ストレッチ業態を展開する企業で胸を張って、スポーツトレーナーがストレッチを行うと言い切れるのはこの公認アスレティックトレーナーの資格保有者がいる場合のみということになります。
しかし、どうやらこのストレッチ業態もグレイな企業が多いのも事実。その反面、スポーツトレーナーという非常に不明確な職業だからこそ、この業態伸びているのかもしれません。スポーツトレーナーを実際に行っている方の中にはアメリカのスポーツトレーナーの資格を保有している人もいれば、民間のスポーツトレーナーの資格を保有している人も居ますし、資格はないけどプロのスポーツのトレーナーとしてプロチームのサポートを行っていた職歴の方もいらっしゃいます。そういった背景の中、スポーツトレーナー経歴のある方が輝ける場所がそうそう無く、その場所がストレッチ業態なのかもしれません。そう考えるとグレイという言葉で切り捨てることもできない社会の公器としての重要な役割をしていくようになる業態なのかもしれません。
そんな業態の店舗を伸ばしているのが整体×骨盤サロン「カ・ラ・ダ ファクトリー」を展開する株式会社ファクトリージャパングループ。今回紹介する同社のカ・ラ・ダ ストレッチは新店を含めて現在5店舗を運営。「カ・ラ・ダ ファクトリー」では海外・国内に350店舗以上展開している同社だからできる多店舗化も今後は考えられるのではないかと思われます。カ・ラ・ダ ストレッチは全員スポーツ知識と整体技術をもっており、スポーツの特徴を理解した本格ストレッチの施術を提供。また、現役のスポーツトレーナーとして帯同実績などもあるとのこと。今回は町田東急ツインズに新店を12月にオープンするとのこと。今後の同社の展開に注目です。以下、株式会社ファクトリージャパングループのプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
≪店舗概要≫
店舗名 :カラダストレッチ 町田東急ツインズ店
グランドオープン日 :2022年12月3日(土)
所在地 :〒194-8501 町田市原町田6-4-1 町田東急ツインズ イースト B1F
電話番号:042-709-3550 *12/3(土)よりお受け出来ます。
営業時間:10:00~21:00