大人のテーマパークが恵比寿に出現
皆さんはジャズを聞くことがありますか?私は仕事で集中しなければいけないときにジャズを聞くことがあります。今でこそ日本にもジャズが定着し、日本人ジャズプレイヤーも生まれていますが昔は少なかったものです。そもそもジャズというものはニューオリンズの歓楽街ストーリーヴィルでアフリカ系アメリカ人が生み出した音楽ジャンル。アフリカとヨーロッパにルーツがあります。アフリカの民族音楽のビート・ドラムラインとフランスのクラシック音楽のメロディラインがストーリーヴィルで融合し生まれたのがジャズ。そこで生まれたジャズ引っさげ不景気になったニューオリンズを飛び出しシカゴに移り住んだアフリカ系アメリカ人がジャズを広めていきます。当時まだ禁酒法時代。しかし、彼らがプレイしていたのはバー。そうです。アル・カポネが暗躍するシカゴの街を牛耳り、バーではお酒を提供しジャズを演奏していたのです。その辺りからジャズ=バーでのライブミュージックというのが定着していきました。
シカゴに移ったジャズはソロパートが生まれたり、スウィングジャズが生まれたり、編成にサックスや弦バスなどが入ったりと現代のジャズの礎を築き上げていくことになります。バーボンに葉巻にジャズ。大人のエンターテインメントがシカゴではつくりあげられることになります。そんな大人のエンターテインメントが今日本でも楽しめる施設が誕生。日本のジャズライブハウスといえば誰しもが思いつくのがブルーノート。本店はアメリカニューヨークのグリニッジビレッジ。1981年創業で日本ではフランチャイズである株式会社ブルーノート・ジャパンが南青山に1981年にオープン。それ以来、モーションブルー横浜(現在は閉店)、コットンクラブなどジャズライブハウス店舗を数多く運営している。現在はライブレストラン2店舗、ダイニング&カフェ4店舗、バー1店舗を運営。
その株式会社ブルーノート・ジャパンがモーションブルー横浜以来の歴史的建造物での出店。恵比寿ガーデンプレイスの旧ビヤステーション恵比寿跡地というブルーノートのイメージにぴったりのロケーションへの出店となる。渋谷や新宿のように若者よりも大人が多い街で上質な音楽を良質な料理と酒とともに提供するとのこと。2階建ての大型店舗になるので中にはダイニング、バー、ラウンジ、個室、テラスと多様なシーンに対応するスペースを完備。料理は「モダンアメリカン」をテーマに、オリジナリティ溢れるメニューを提供。ドリンクは厳選したナチュラルワインやクラフトビールを中心とのことだが、そこはバーボンを提供していほしいところ。(恵比寿なのでいたしかたないかとは思うが・・・。)1FダイニングエリアのステージとDJブースでは、曜日ごとに異なる多彩なジャンルテーマでライブ演奏やDJプレイが毎晩聞けるとのこと。内装デザインは乃村工藝社A.N.D.のデザインチームが設計・施工。大人の空間を演出している。
新しい商業施設は毎月生まれているが、ハード面、ソフト面ともにターゲットに寄うテーマを持って提供している施設は多くない。新店となるBLUE NOTE PLACE (日本語表記:ブルーノート・プレイス)は全方位的に大人を楽しませるテーマパーク的な施設になるのではないかと期待が高まる。以下、株式会社ブルーノート・ジャパンのプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
店舗概要
店舗名:BLUE NOTE PLACE (日本語表記:ブルーノート・プレイス)
所在地:東京都渋谷区恵比寿4-20-4
電話番号:03-5789-8818 ※12.3 sat.〜
店舗面積:1,253.60㎡(379.21坪)
営業時間:月-土 11:30am-11:00pm /日祝11:30am-10:30pm ※不定休
official site : http://www.bluenoteplace.jp
Instagram : https://www.instagram.com/bluenote_place
店舗設計:乃村工藝社A.N.D.
プロデュース・運営:株式会社ブルーノート・ジャパン