エコな衣料への新たなアンサー
エコな衣料品というと何をイメージしますか?エコな素材というとどうしても当初期エコフレンドリーを訴えたリサイクル素材利用品が想起されてしまいます。アパレル全体をエコで見たときにいくつかのフェーズ分けをすることができます。生産フェーズでは調達をいかにグリーンに行うか?から始まり、生産過程で排出されるCO2をどれだけ削減することができるか?などがあげられます。しかしアピールするには地味でここを強調するブランドは多くありませんし、生産をエコにすること自体が当たり前の世界になっています。次に売り場や倉庫までの配送で排出されるCO2の削減。売り場でのCO2削減。販売後着用時のCO2削減。最終的に処分時のCO2削減と様々なフェーズでエコな衣料というものは存在します。
一番求められているのは良いものを長く着られるようにすることが重要なのですが、この点は企業から見たときに経済合理性に欠くので強く訴えられることはありません。今回ピックアップするのはローズバッドなど複数のブランドを手掛ける株式会社TSIホールディングスが力をいれている2020年から立ち上がったPSG。PERFECT PERFORMANCE GENUINE GENESISの略で、スポーティでデイリーで使えるアパレルライン。機能性とデザイン性を持ちながら着用時のストレスなくリラックスして着られるというブランド。このブランドはエコに対してユニークなアプローチをおこなっている。PSGの素材は多くがポリエステルによって製造。ポリエステルは軽量で運びやすくハンガー不要なので輸送時のCO2削減がはかられれているとのこと。同時に着用時の速乾性が高く現代の気候変化に対応できる素材がポリエステルと位置づけている。ポリエステルはコットンと異なりクリーニングをなんどおこなっても着続けることができる点も挙げられるので捨てるまでのライフサイクルも長く石油由来ではあるが長い目で見るとコットンよりもエコになる可能性は感じられるが、実際には測定をしてみないとわからない。本来であれば同社は計測して公開してほしいものではある。しかしながら、新たなエコへのアプローチを行っている点は評価されるべきだとは思う。
そのPSGが10月17日(月)から10月30日(日)まで期間限定でニュウマン新宿(NEWoMan新宿)に初めてのPOPUPSHOPをオープン。株式会社TSIホールディングスのエコへの本気、新しいスポーツカジュアルへの本気が消費者にどう受け入れられていくのか注目だ。以下、同社のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
■POP UP SHOP概要
PGG Autumn Winter Collection POP UP SHOP
期間 10月17日(月)〜10月30日(日)
場所:ニュウマン新宿店 2F POPUPスペース
住所 〒160-0022 東京都新宿区新宿4丁目1-6
電話番号:03-5334-0550(ルミネ・ニュウマン代表電話)
営業時間: 月~土 11:00~20:30 / 日祝 11:00~20:00
※予告なく営業時間が変更となる可能性がございます