パチンコ大倒産時代に輝く多角化成功企業の新店
ここ数年でパチンコ店が相次いで閉店していっている。コロナ禍を越えようかという矢先とパチンコ遊戯者数の減少や新台入れ替え費用の増大化などでパチンコホールを維持運営することができなくなっているとのこと。8月にはパチンコホールだけではなく遊戯機器メーカーが倒産している。元々パチンコホールは駅前の好立地に出店していたことから自社物件出ない限り賃料コストが高いというボトルネックもあったが、世の中の流れに勝てなくなってきているのかもしれない。元々射幸心を煽るのはパチンコの専売特許だったものがいまや手元の携帯電話が射幸心を煽り携帯ゲームがパチンコの代わりになっていき、パチンコ遊戯者数が減っていったのかもしれない。
こういった経営環境の変化を読み取って多角化し企業を存続させようとしていた企業も少なくはない。しかし3年前の2019年にコロナが流行り始めてから対応したのではこの経営環境の変化には対応できてはいない。そのために多くのパチンコ店運営企業はただただ店を閉める、自己破産するという手段を選ばざるをえなくなっている。そんななか10年前後前から様々な業種業態に多角化を行い成功している企業もある。パチンコホールベルシティを13店舗運営する株式会社シティコミュニケーションズは早期から総合エンターテイメント企業に向けて舵を切りいまやグループ全体で35ブランドを切り盛りする企業になっている。
有名なところでいうとネットカフェのDICEがあげられるがその他にも飲食業態や24h時間カフェがあるが注目したいのはeスポーツに対する取り組み。もともとはDICEの中にネットゲームもできる高スペックのPCを設置し、店舗内ブランドとしてeスポーツカフェ AIMの運営をおこなっていましたが、今回は単独店として出店するとのこと。eスポーツ用のPCは従来のPCと比較してCPUとGPUそしてメモリが段違いに高スペックなために初期投資が比較的高コストになります。そればかりかネット環境を安定させるために高速インターネット(専用線)も必要になるので出店費用が高コスト化する業態。それでもeスポーツ人口は日本国内で増加傾向にあり、eスポーツを手軽にたのしめる場所に対する需要は高まっている状況にあります。
今回は東京、高田馬場へ単独出店となりますがeスポーツカフェとしては4店舗目になり国内eスポーツカフェの最大チェーンとなります。店舗内にはPC58台を設置、オープン席と個室席を完備し快適にゲームができる空間を創出。パチンコホールから総合エンターテイメント企業グループに進化している株式会社シティコミュニケーションズの展開には注目があつまります。以下、株式会社シティコミュニケーションズのプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
店舗概要
「eSPORTS CAFE AIM 高田馬場店」(2022年10月下旬オープン)
席数 : オープン席×49席 個室席×3部屋(1部屋PC3台) 総席数52席
住所:東京都新宿区高田馬場4-8-7花川ビル8F
電話: 03-6304-0308
交通:JR高田馬場駅より徒歩1分
設備:PC ハイスペックゲーミングPC 58台
デバイス Logicool製品
モニター BenQ ZOWIEシリーズ製品■「AIM 高田馬場店」PCスペック
【ハイスペック席】
CPU:第12世代 インテル(R) Core(TM) i7 12700KF (12-コア, 25MB キャッシュ, 3.6GHz ー 5GHz w/Turbo Boost Max 3.0)
メモリ:32GB(16GB×2)DDR5, 4400MHz
ストレージ:1TB NVMe M.2 PCIe SSD
グラフィックス:NVIDIA(R) GeForce RTX(TM) 3080 10GB GDDR6X LHR【ミドルスペック席】
CPU:第12世代 インテル® Core™ i5 12600KF (10-コア, 20MB キャッシュ, 3.7GHz ー 4.9GHz w/Turbo Boost 2.0)
メモリ:32GB(16GB×2)DDR5, 4400MHz
ストレージ:1TB NVMe M.2 PCIe SSD
グラフィックス:NVIDIA(R) GeForce RTX(TM) 3060 12GB GDDR6