世界に通用する日本の食文化
日本の食卓とはとても馴染みが深いのは「おにぎり」。お米が日本に伝来したといわれているのが3500年前といわれており、もともと弥生時代から日本では稲作がなされたと言われていますが、最近の研究で縄文時代から稲作があったと言われるようになってきています。その後、日本の歴史でおにぎりが生まれるのは古墳時代。現在横浜市の港北ニュータウンにあった竪穴式住居から弁当箱に8このおにぎりが収められた形で出土している。現在のおにぎりの形に近づいていったのが昭和初期。浅草海苔として板海苔が販売されるようになり握り飯に海苔を巻くようになったのが、大日本帝国軍の兵食として使われた経緯があったようだ。
その後、先の大戦を経て高度経済成長期に日本も入りスーパー、コンビニなどでおにぎりが販売されるようになっていった。そして現在ではコンビニの海外進出も相成り海外でもおにぎりが販売されるようになっていった。世界的にも人気のある宮崎アニメでおにぎりを頬張るシーンなどもあり、海外でもおにぎりを食べてみたいという需要が高まっているとも聞く。このおにぎりというコンテンツだが、ファーストフード的なアプローチで家庭の料理をアレンジしていったのがおむすび権米衛を展開する株式会社イワイ。関東近郊とアメリカそしてフランスで店舗を展開している。1999年に1号店をオープンして以来、堅調に店舗数を伸ばし続けている。しかし、権米衛以前におむすびを家庭料理からレストランの料理に引き上げて販売を開始していた店舗がある。
それが東京は大塚のおにぎりぼんご。1960年に創業し、長く多くの顧客に愛されてきたおにぎり専門店のぼんご。駅前再開発に伴い、2000年に現在の場所(豊島区北大塚2丁目26-3)に移転し、近年様々なメディアに取り上げられ人気が高まり、入店待ちの行列が車の行き交う交差点まで伸びることも多い。今回、そのおにぎりぼんごが移転するとのこと。新店でもこれまで同様の寿司店のようなカウンタースタイルとなるとのこと。おにぎりの温かみ、ぬくもりを伝えるぼんご。個人的にぼんごのスタイルは世界にも通用するモデルになるのではないかと思う。今後のぼんごの展開に期待したい。今回の移転先のビルオーナーの山口不動産株式会社からのプレスリリースで画像と新店舗の概要を引用。
店舗概要
新店舗住所:東京都豊島区北大塚2丁目27-5 1F
営業時間:11時30分~23時00分
定休日:日曜日
既存店最終営業日:2022年9月10日(土)
新店オープン日:2022年10月10日(月祝)
※工事の進捗状況等により変更となる可能性がございます。