伝統的な商品こそデザイン
これまで当たり前にあった商品の包装紙をリニューアルしたり、コミュニケーション方法を変えることで大きく売上が変わることがあります。伝統的な商品の日本茶のパッケージやキャッチコピーを変更するだけで売上が激増することもありますし、和菓子のパッケージを変更するだけで売上が上がることもあります。海外では少し考えにくいことですが、日本文化の癖がそこには隠れています。
紙袋文化とでもいいましょうか?変な話ですがメルカリでブランド紙袋と検索すると1,000以上の商品が出品されておりそれなりに人気の商品なんです。ブランドだから良いというのもあるのですが、ブランドのデザイン性を盲信している傾向があります。一昔前は百貨店の紙袋が良いという傾向もあったくらいです。持ち運ぶものの中身よりも外見を重視する文化の日本だからありえる話なのかもしれません。
今回ご紹介するのは株式会社ディテールアンドワークスが東京は門前仲町のどらやき「門仲どらやき どら山」を6月にどら焼きテイクアウト専門店を開業し、連日完売しているというニュース。どらやき自体はどこにでもあるどらやきで北海道十勝産の小倉餡を使用し、宮城県蔵王の竹鶏たまごというこだわり卵を使用、国産本みりん・米油で仕上げた、というものです。作り方や焼き方はこれまでのおおくのどらやきと変わらないのですがそのコミュニケーションには注目があつまります。
店前の大型暖簾、ロゴデザイン、個別包装のデザイン、モダンな紙袋どれをとっても洗練されており、これまでの和菓子店のそれとは一線を画するデザインになっています。これであれば紙袋を持ち歩きたい、個別包装を誰かにあげたいというレベルの商品をつくりあげています。このデザイン性であればインスタでも徐々に話題になっていく可能性も高く、これから注目の店舗となっていくことは間違いないかと思います。今後の株式会社ディテールアンドワークスの展開に注目です。以下、株式会社ディテールアンドワークスのプレスリリースより画像と店舗概要を引用。
【店舗概要】
店名:「門仲どらやき どら山」
住所:〒135-0048 東京都江東区門前仲町2丁目6−9 ひいらぎビル1F
アクセス:東京メトロ東西線 門前仲町駅より徒歩30秒
営業時間:10:30~16:00 ※売り切りで閉店する場合がございます。
定休日:火曜日
URL:https://www.instagram.com/dorayama_jp/?hl=ja