再興なるかカリスマ店員
商品の購入起点が対面ではなく、ネット通販にシフトしている現代社会において商業施設や店舗の付加価値というものは問われつづけています。そこに行かないと体験できないコトをどうやって創出していくのかが課題になっています。各社来店させるための動機づけを様々な手法で作り続けています。その場所に行って体験させるタイプのもので行けば、その場所で画像撮影してインスタにアップさせるような仕組みを作ったり、著名人とコラボした内装を施したりと方法は様々ですがイマイチ爆発的にヒットはしていません。
人がどうしてもその場所に行きたいと思わせるためには、それなりに価値が無いとその場所に行くことはありません。その価値というのも様々。そこに行けば買えないものが購入できるというのが一番わかりやすいものになります。例えばそこに行けばメチャクチャ安く買える。そこに行けば珍しいものが買える。などですが、それ以外にもそこに行けば自分に合うものが買えるというのも一つの付加価値です。自分に合うものを適切に提案してくれるなんていうのもありです。一昔前の百貨店の販売員さんは接客時に誰に何を販売したかをメモをとり、それを記憶していく作業をされていました。自分だけの台帳を持ち、その台帳で○○さま先日購入された▲▲はいかがでしたか?などというような素晴らしい接客をされて顧客を感動させていました。
そうなんです。販売員自体が来店動機になることもあり得るのです。販売員が来店動機になるときに2種類の方向性があります。一つは前述の素晴らしい接客を行うタイプ。もう一つはアイドルとしての販売員。後者の販売員で著名になったのが109のカリスマ店員。接客能力よりもアイドル(偶像)としての店員。彼女らを目当てに多くのティーンズが109に向けて日参していたのが平成の時代でした。令和になりそういったカリスマ店員はいなくなり、その代わりにインスタグラマーが彼女らの日常を画面上で切り売りしているのが令和。その令和の次代にカリスマ店員を再興しようとブランドEGOISTの株式会社エルベンがこの度新たなプロジェクトを立ち上げたとのこと。
EGOISTといえばカリスマ店員発祥のブランドといっても過言ではないブランド。インスタやyoutube全盛のこの時代に会いに行きたいと思えるキャラクターをエゴイストがまた作ることができるのか?注目のプロジェクトです。以下、株式会社エルベンのプレスリリースより画像を引用。